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彼女のカップを来客用の棚に動かした理由を、俺は言えなかった

彼女のカップを来客用の棚に動かした理由を、俺は言えなかった

説明しないまま彼女を不安にさせた

数日後、彼女が来客用の棚からカップを取っているところを見ました。背伸びをして、慎重に手を伸ばしていました。その姿を見て、俺はやっと自分の判断が中途半端だったことに気づきました。

安全な場所に移したつもりでした。でも、彼女が毎回そこから取ることまでは考えていませんでした。大事にしたいと言いながら、彼女がどう感じるかを見ていなかったのです。

彼女は「お客さん用の棚にあると、私までお客さんみたいに見える」と言いました。その言葉で、カップの置き場所が、彼女にとってこの家での居場所につながっていたのだと分かりました。

そして...

俺は、取っ手に欠けを見つけたことをようやく話しました。彼女はカップを手に取り、欠けた部分を見てから「それなら言ってほしかった」と言いました。その言葉は、当然でした。

割れてほしくなかったのは、カップだけではありませんでした。彼女がこの家で安心して過ごす気持ちも、守りたかったのだと思います。でも、理由を話さないまま場所だけ変えれば、守るどころか遠ざけることになる。そのことに気づくのが遅すぎました。

次は、2つのカップをどこに並べるか、彼女と一緒に決めたいです。欠けたカップをどうするかも、勝手に判断しません。彼女は、この家のお客さんではありません。だからこそ、彼女の物の置き場所も、彼女と同じ目線で考えたいと思いました。

(30代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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