
7月7日に放送が開始されたテレビアニメシリーズ「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」(毎週火曜夜11:00-11:30、フジテレビ系)。これまで伏せられていたキャスト陣がついに明かされ、新たな物語が動き出す第1話が放送された。(以下、ネタバレを含みます)
■受け継がれる意志と驚きのキャラクター造形
冒頭、高層ビルに突入する公安部隊と、そこに介入する草薙素子の一幕からスタート。ここまでは映画などでもおなじみの「ザ・攻殻」という緊張感あふれるシーンだが、今回のアニメはそこからが違う。OPを挟むと一転してお花見シーン、さらには素子の脳へのダイブシーンへと移る。つまりこれは、原作漫画通りの展開だ。これにはファンも「原作スタイルの攻殻ってこんなにPOPなんだ! 少佐の表情がクルクル変わってめちゃくちゃキュート」「これこれ! こんな攻殻機動隊が観たかった!」と大歓喜。
さらに視聴者の関心が集まったのは、これまで非公開だった新キャストたち。草薙素子は、これまでのクールで冷徹なイメージとは異なり、感情豊かで可愛らしい表情を見せる原作準拠の少佐を、坂本真綾が愛嬌たっぷりに演じている。SNSでは「一発目の『あらそう?』を聴いた瞬間、鳥肌が立った」「原作でおなじみの『やなこったへへーん』や『私のゴーストがささやく』が飛び出して興奮が抑えきれない」と納得と絶賛の声が上がった。
さらに安元洋貴演じるバトーや山路和弘演じる荒巻大輔のコミカルなやり取りなど、少しお調子者でアットホームな公安9課の空気感もたまらない。「ちょっと無骨だけど素子への信頼感が滲み出る演技、すごくバトーらしくて安心した。これはこれで凄く良い」「山路さんの荒巻、渋すぎて最高。組織のトップとしての威厳と、老獪なキレ者感が声だけで伝わってくる」「中村悠一さんのトグサ、新鮮! 少しスマートだけど青臭さや熱さを残したトグサで凄く良い」など、新キャスト陣への新鮮な驚きと称賛の声があふれていた。
■「圧倒的な映像美に殴られた気分」映像クオリティにも反響
一方で、映像クオリティにも大きな反響が。電脳空間の生々しさと、縦横無尽にカメラが動くハイテンポなアクションが怒涛の勢いで繰り広げられ、原作漫画の吹き出し以外の細かなセリフまで拾い上げるなど、士郎正宗の世界観への深いリスペクトが画面全体から伝わってくる絵作りはさすがサイエンスSARUと言える。これには、「テンポが速くてボカーン! ズガガ!っていうアクションが最高。圧倒的な映像美に殴られた気分」「ビジュアルが明るくてカラフルなのに、電脳や義体の生々しさはしっかり攻殻」といった熱狂的な反響が数多く寄せられている。
キャスト一新という大きな挑戦を、圧倒的なクオリティで見事にねじ伏せた第1話。往年のファンを歓喜させると同時に、新規層をも引き込む力強さを持った本作が、これから私たちにどんな景色を見せてくれるのか。次回の放送が待ちきれない。
◆文/岡本大介
※アニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』プロモーションビデオ第3弾などはWEBザテレビジョンに掲載中。

