・新作の実力
では続いて新作の『無限スパイスホルモン串』。正直に言うと食べる前は「まあ、ニンニクには勝てんだろ」と高をくくっていた。
そして実際に食べてみた結論から言っても、これ単体で「ニンニクよりウマい!」というほどではない。
ただ、両者は同じホルモン串でも性格がまるで異なる。
『無限ニンニク』がわかりやすくニンニクたっぷりな甘辛な味付けなのに対し、『無限スパイス』は複数のハーブと香辛料をブレンドしているらしく、スパイシーでパンチが効いていると同時に、どこか複層的な味わいだ。
そして思っていた以上に辛い。『無限ニンニク』がディープな「甘」なら、『無限スパイス』はドライな「辛」である。
・二つで完成する無限
『無限ニンニク』を食べると、『無限スパイス』の「辛」が欲しくなる。そこで『無限スパイス』を食べると、今度は『無限ニンニク』の「甘」が欲しくなる。止まらない。まさに無限。
私は最初、様子見で各5本ずつ頼んだのだが、気づけば追加でまた5本ずつ注文していた。なぜなら両者は完全に「ニコイチ」の存在。
同じ本数を頼まないと、「甘」と「辛」のローテーションにズレが生じるのだ。
『無限ニンニク』→ ハイボール →『無限スパイス』。あるいは『無限ニンニク』→ レモンサワー →『無限スパイス』。滞在中、私はひたすらこの魔の三角食べを繰り返したのだった。
新作『無限スパイスホルモン串』は、王者『無限ニンニクホルモン串』と並んでツートップを張れるポテンシャルを秘めた、実に良き相棒だった。
注文する際はどちらか片方ではなく、本数を揃えて頼むことをおすすめしたい。片翼だけでは、この無限は完成しないのだから。
