スイングの土台となる下半身を安定させる

以前の私は、棒立ち気味のアドレスでしたが、飛距離を伸ばすために試行錯誤を重ねた結果、ヒザを曲げて腰を落とし、体の重心を低くしました。このほうが“マン振り”しても、スイングの土台となる下半身が崩れずに耐えられるからです。

そして、股関節から上半身を前傾させて、股関節が使える体勢を作る。トップで右の股関節に体重を乗せるイメージで体を回し、左右の体重移動を使うようにしたら、飛距離が15ヤードも伸びました!

土台を安定させれば“マン振り”してもフィニッシュまでバランスを崩さずに振り切れる
GOOD!

「トップで右の股関節に体重を乗せ、左右の体重移動を積極的に使えばボールを強く正確に叩けます」(蛭田)
これはNG
棒立ち気味のアドレス

以前のヒザをあまり曲げない棒立ち気味の構えは、体の重心が高く、強く振るとバランスが崩れることがあった
ボールにパワーが伝わらない

右の股関節に体重が乗らないと、リバース(逆の動き)になり、ボールを強く叩けない。これが飛距離不足の大きな原因
右ワキ腹につける感じで
右ヒジを軽く曲げるのがコツ
球を正確につかまえて飛ばすには、クラブをインサイドから振り下ろすことが必須。アウトサイドからでは球がつかまりません。そこで私は、構えるときに右ヒジに“ゆとり”をもたせます。

右ワキ腹につける感じで右ヒジを軽く曲げると、ダウンスイングで右ヒジが体の近くを通り、インから正しく打てる。アドレスを真うしろから見たとき、左のヒジや上腕が右ヒジの右側にあればOKです。飛ばそうとすると、つい力が入り、右腕が突っ張ってしまうので注意しましょう。

右腕が突っ張ると右肩が前に出て肩のラインが開いてしまう(✕)
左腕は自然に伸ばし右ヒジを軽く曲げると肩のラインが真っすぐになる(〇)
リラックスしてバランスよく構える

「飛ばそうとして右腕が突っ張りがちでしたが、今はリラックスしてバランスよく構えることを心がけています」(清本)
GOOD!
インサイドから正しく打てる

アドレスで右ヒジに“ゆとり”をもたせれば、右ヒジが体の近くを通り、球をつかまえて飛ばせる。前傾姿勢をキープすることも大事
これはNG
カット打ち

右ヒジが突っ張ると、右肩が突っ込んだりクラブが外側から下りたりして、球がつかまらない

鶴岡果恋
●つるおか・かれん/1999年生まれ、神奈川県出身。166㎝。18年のプロテストに合格。24年シーズンは、ニトリレディス2位など6度のベスト10入り。トータルドライビングはつねに上位で、飛んで曲がらないドライバーが武器。明治安田所属。

蛭田みな美
●ひるた・みなみ/1997年生まれ、福島県出身。164㎝。16年のプロテストに合格。23年に念願のツアー初優勝を達成。25年シーズンは、富士フイルム・スタジオアリス4位。ユアサ商事所属。

清本美波
●きよもと・みなみ/2005年生まれ、愛知県出身。153㎝。23年のプロテストをトップで合格。QT(予選会)を突破し、25年レギュラーツアー前半戦の出場権を獲得した注目の若手。ジェイテクト所属。
構成=小山俊正 写真=相田克己、田中宏幸

