・悪くないうなぎ
で、肝心のうなぎはというと思いのほかウマい。例えるならスーパーで買ってきたうなぎと同レベルであり「家で食べるうなぎ」といった感じだろうか?
香ばしさなどの技を感じなかった半面「硬い」「ブヨブヨ」という最低ランクの品質でもない。専門店のうなぎには遠く及ばないものの「こんなもんでしょ」と納得できるうなぎである。
逆にごはんはお世辞にも「美味しい白米!」ではなかったため、どうしてもごはんに対して多めのうなぎが必要。提供時間にもややムラがあり “うなぎ待ち” が発生したことは事実だ。
・うなぎ以外作戦
もちろん「うなぎ以外の食べ放題メニューでごはんをやっつける作戦」も考えた。……が、から揚げやフライドポテトでは戦力になるとは思えず、むしろ足を引っ張るハズ。せいぜい「あら汁」が役に立ったくらいだ。ところが……
うなぎオンリーで白米を食べ進めていた私を横目に、あひるねこはうなぎに限界を迎えた様子。そんなあひるねこが迷いながらも「白米のお供」にチョイスしたのが……
天ぷら……!
そして寿司……!!
200歩譲って天ぷらは理解できる。……が、寿司で白米を食べるだと……? さっきからやたら無口だと思っていたが、ついに血迷ってしまったのか? だが、あひるねこはおもむろに……
寿司で白米いったーーーー!
結果的に私がうなぎ5枚、あひるねこはうなぎ4枚、さらに天ぷら・寿司・もずく酢・あら汁・シューアイス等々を食べ尽くし「かにざんまい」を後にしたのであった。
不思議なのは『うなぎ食べ放題』が、お得だったのかお得じゃなかったのか、いまだによくわからないこと。スーパーの価格に照らし合わせれば、特に損をした気持ちにはなっていない。
一方で「得したな~!」とも思えないのは、義務感を伴う「ごはんデスゲーム」の影響なのだろうか? 食べ残したら罰金という意識が常にあったため、確かに食事への集中力は欠けていた。
なので、超テンコ盛りのごはんを瞬殺できるくらいの方であれば確実に元が取れるだろう。ごはんデスゲーム、品揃え、そしてスモークをまとったうなぎ丼。うなぎよりもカオスな記憶しか残っていない『うなぎ食べ放題』であった。
