シーズン折り返しを過ぎたプロ野球が夏本番を迎えつつある中で、選手にとっては「悟る」時期が近づいている。開幕前に評論家の順位予想が低かったのに、首位争いに踏みとどまっている西武の例は顕著だ。
スポーツ紙デスクが言う。
「今年は桑原将志、石井一成などのFA野手組と渡部聖弥、滝澤夏央、西川愛也、長谷川信哉など20代の若手野手が少しずつ、1軍で成績を残せるようになってきました。投手ではドラフト2位新人の岩城颯空が抑えを担い、5年目の黒田将矢の成長が著しい。ヤングライオンズがチームを支えています」
出る選手の顔ぶれが変われば当然、出られなくなる選手が増える。弱肉強食のプロ野球では、当然のように起きる現象だ。
「今シーズン限りで現役を引退すると発表している栗山巧に関しては、個人のファンクラブや名前を冠にした試合が行われましたが、本人は5月末から2軍調整中。最終的にはサプライズでファンの前に現れて対応し、球団制作中継のゲスト解説に飛び入り参加する苦肉の策で対応していました」(前出・スポーツ紙デスク)
8月30日を引退試合にするとして、ラストランに入っている栗山はまだ幸せ者かもしれないが、
「中村剛也は2軍で34試合に出場して打率2割7分台、4本塁打止まり。1軍には今シーズン、一度も上がっていません。しかし西武にはシーズンを通して出場経験がある若手が少ないため、夏場に代打や指名打者で出場のチャンスがあるかもしれません。問題は炭谷銀仁朗で、2軍出場が22試合止まり。同じく1軍は上がっていませんが、そもそも使える枠があるのか微妙です」(球団関係者)
ベテランは自ら「悟り」を開くのか、それとも…。

