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〈長野4人殺害・死刑判決〉母を人質にし、笑みを浮かべて銃を放った青木被告(34)が発した「異次元の存在」とは何だったのか

〈長野4人殺害・死刑判決〉母を人質にし、笑みを浮かべて銃を放った青木被告(34)が発した「異次元の存在」とは何だったのか

「異次元の存在」発言は、妄想か、逃避か

9月の裁判で青木被告は、最終陳述で初めて「黙秘」以外の言葉を発した。

「私は異次元存在から迫害を受けて人を殺して死刑になるために来た。もう二度とプレイしない。被害を受けた人たちには埋め合わせがある。中の人たちを傷つけて申し訳ない。ここは私にとって仮想空間なのでプレイという表現になった」

精神鑑定では妄想傾向が認められたが、長野地裁は「犯行は計画的で冷静さを保っており、完全責任能力がある」と判断。心神衰弱の主張は退けられた。
 

裁判長は「被告人の刑事責任はあまりにも重大といわざるを得ないのであって、死刑の選択を回避すべき事情は見出すことができなかったものである。被告人に対しては、死刑をもって臨む以外にない」などと述べたという。

4人の尊い命が奪われた現実は、いかなる理由でも正当化できない。


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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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