悔しい「叱られ体験」を自分に活かす2つのポイント
叱ってくれる人が宝だということは、わかっていただけたと思います。では、そのフィードバックを最大限に活かすには、どうすればいいか。ポイントは2つです。
①受け止めて、即座に行動する
フィードバックをもらったら、その場で1つ、実践することを決めてください。
「明日からやろう」「来週から取りかかろう」は、絶対にダメです。その姿勢はすぐに相手に伝わります。
そして、実行したら必ず報告します。「前回言われたことを、こう実践してみました。結果、こうなりました」と。この報告が、次のフィードバックを引き出します。相手も「言ってよかった」「ちゃんとできるんだな」と思ってくれます。
フィードバック→実行→報告→次のフィードバック
僕はこれを「フィードバック・ブーメラン」と呼んでいます。投げっぱなしにせず、必ず自分のところに返ってくるようにする。このサイクルを回せる人だけが、フィードバックをもらい続けることができます。
②「100%自責モード」に切り替える。
中には理不尽なフィードバックもあるでしょう。「でも自分は悪くないし」「仕方なかったし」と言いたくなることもあるはずです。
それでも、いったん全部飲み込んでみてください。「厳しいことを言われる自分に、非はないだろうか」と立ち止まって考えてみる。
理不尽なことで叱られたら、「わかるように伝えなかった自分に責任がある」と受け止めてみる。言われた通りにやったのにまた叱られたら、「先輩の説明が下手」ではなく「もっと理解力を磨こう」と考えてみる。
「自分は悪くない、相手が悪い、環境が悪い」という他責思考でいるとその場は楽ですが、本当はやればできたはずのことも、自分ではどうにもできないこととして年々積み重なっていきます。
その末路は、何事にも「どうしようもない」ばかり言う、どうしようもない無能な人です。だから、僕たちはその逆をいかなければいけません。
これは現代人に必須のサバイバルスキルです。身につくまでは抵抗があると思いますが、こうした捉え方を続けていると、自分の行動を変えようとする意識が生まれます。その結果、小さくても「うまくいった経験」を積み重ねることができるようになります。
心理学者バンデューラの研究でも、「自分で自分を変えられる」感覚――心理学でいう自己効力感は、実際に自分でできたという達成体験によって強く高まることが知られています。
自己効力感があれば、お金がない、手に職がない、人脈がないなど、どんな状況からでも未来を切り拓いていくことができます。
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大坪 拓摩
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必要なのは「正しいやり方」を知ることだけです。
読み終えたとき、「何をすればいいかわからない」という不安は、
「やるべきことが見えた」という確信に変わるはずです。

