もはや「終わった人」に成り下がってしまった。7月11日の巨人戦(横浜)で今季初先発登板したDeNA・藤浪晋太郎だったが、やはり「悪癖」が出た。3回3安打3失点5四球で降板。相変わらずストライクが入らない状況に相川亮二監督は、
「ストライクを取るということに苦労した。ピッチングの前の問題かなとは思います」
わずか1試合でファーム降格が決まった。
立ち上がりから三者連続四球を出すという制球難は改善されることなく、独り相撲を展開。1軍昇格前、ファームでは10試合に登板して3勝2敗、防御率2.25とまずまずの成績を残したが、上では結果を出せなかった。
この試合を観戦していたセ・リーグ関係者が言う。
「もはや打つ手はない感じですね。DeNAの最新のテクノロジーを使い、勝負どころで戦力になるようにファームで大事に調整させてきましたが、どうにもならない。これからチームはクライマックス・シリーズに出場できる3位以内の確保に向けてフル回転の時期に突入しますが、藤浪はもう怖くて使えないでしょう。このまま今季終了かもしれませんね」
戦力にはならず営業面のメリットもないのなら…
藤浪の契約は単年8000万円(推定)だが、今季未勝利、3イニングしか投げていない投手に、それだけの価値はない。さらに営業面でのウマミもなくなっている。スポーツ紙遊軍記者は、
「本拠地での阪神戦に登板してくれれば営業面でのメリットはありますが、ノーチャンスでしょうね。このまま横浜ファンどころか、野球ファンからも忘れ去られていく存在になりかねないので」
シーズン当初は地元マスコミや担当記者が、時間があれば藤浪が投げるファームの試合を取材にいっていたが、
「今はもう、見てもしょうがない。他のメディアも総じてそんな感じです」(前出・遊軍記者)
戦力にはならず、営業メリットもないのであれば、チームに居場所はなくなる。今オフに契約切れでチームを去るのか、自ら今後の決断を下すのか。才能と剛球を持て余す藤浪の行く末に関する報道価値は、これまたゼロに近くなりつつある。
(阿部勝彦)

