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インディカーとスーパーフォーミュラは全然違う! “違いの分かる男”になった太田格之進……重ステ難なく操りチームオーナーも『いけんの!?』と驚愕

インディカーとスーパーフォーミュラは全然違う! “違いの分かる男”になった太田格之進……重ステ難なく操りチームオーナーも『いけんの!?』と驚愕

メイヤー・シャンク・レーシングがミッド・オハイオで実施したインディカーテストに参加した太田格之進。走行を経ての感触、スーパーフォーミュラのマシンとの違いなどを聞いた。

 太田は普段、日本最高峰のフォーミュラカー選手権であるスーパーフォーミュラにフル参戦しており、今季は3勝を挙げるなどタイトルコンテンダーとしてシーズンを戦っている。そんな太田は今年からアメリカのIMSAスポーツカー選手権への参戦もスタートさせたため、ゆくゆくはインディカーシリーズに挑戦することを期待する声も大きくなっている。

 そんな中で、IMSAで所属するメイヤー・シャンクの計らいによってインディカーを初めてドライブした太田。日本とアメリカが誇る世界最高クラスのシングルシーターを共に経験した現役ドライバーはそう多くない。特に現行車両となると尚更だ。

 スーパーフォーミュラのマシンは、車両の軽さを活かした軽快な動きが持ち味で、“クイック&ライト”の基本コンセプトはSF14→SF19→SF23と引き継がれている。対してインディカーはSF23よりも100kg以上重く、走るコースもオーバル、ストリート、ロードコースと幅広い。そのため、車両のキャラクターも大きく異なるようだ。

「マジで全く違います。あのクルマを速く乗るには、(スーパーフォーミュラとは)かなり違うスキルが求められるかなと思います」

 太田はそう語る。

「クルマとしては、パワーはあるのでストレートは速いですが、SFと比べても重いですし、結構フラフラしながら乗らないといけないんです。すごくフラフラした状態でコーナーに入っていかないといけないので、めっちゃ難しいと思います」

 この“フラフラしながらコーナーに入る”という挙動に関して太田は、まだ詳細は理解しきれていないとしつつ、現行のインディカーを速く走らせるためには自ずとそういった挙動になるのかもしれないと述べた。

「横方向の慣性を使って走らないといけないタイヤの特性なのか……ダウンフォースに依存し切らずに走っているような……説明が難しいんですけどね」

「SFでも、フラフラしながら入らないといけないコーナーも多いですし、極論どのコーナーでも(多かれ少なかれ)そういう傾向はあります。ただ、それ以上に大胆に横に流れているイメージでした。速く走らせようとすると、自然にそういうバランスになるというか、クルマがそういうリアクションをするのかもしれません」

 ただ太田としては、テストでの自身のパフォーマンスに満足しているという。インディカーはパワーステアリングもなくフィジカル的には厳しいマシンと言われるが、太田は難なく乗りこなし、チームを驚かせたようだ。

「みんなにハンドル重い重いってめちゃくちゃ脅されて怖かったですが、去年くらいからトレーニングも激しくやっていました。テスト参加を知ったのは直前でしたが、意外といけるというところはチームもびっくりしてましたね」

「ミッドオハイオはシーズンの中でも特にタフなコースと言われているので、マイク(シャンク/共同チームオーナー)からも『トップレベルにキツいコースでお前の真価を見るぜ』的なことを言われていました。そのマイクは『いけんの!?』みたいな感じでビビってましたね(笑)」

「自分としてはもう少し瞬発力的な筋力を上げたいと思っていますが、及第点をあげられるレベルだと思います。7時間くらいセッションがありましたが、普通に走れたので良かったですね」

 そもそも、太田をインディカーのテストに参加させたのは、チームが太田のIMSAでの走りを高く評価している表れだという声もあった。実際、太田はオーナーであるマイク・シャンクから評価されている実感があるという。

「早い段階からマイクは僕のことをすごく評価してくれているなという感覚はありました」

「僕は(テスト参加に関する)裏の話は知りませんが、マイクが乗せたいと言ってくれた事は間違いないと思います。今回(9月)のIMSAのインディアナポリス戦も、平均ラップも速かったし、一発のタイムもチームでベストでした。元々1スティントの予定が2スティントに伸びたりと、正直今回はこれまでの3レースで1番チームの戦力になれたという感覚がありました」

「自分としてもすごく自信になったし、IMSAでいつレギュラーのオファーが来てもいけるなと思っています」

 将来的にはインディカーにも参戦したいという思いを公言している太田。しかし準備不足での一足飛びの参戦は良しとしておらず、ステップアップを急いではいないと話している。

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