フォスター・グリフィンはかつて巨人にいた投手だが、今やメジャーリーグのオールスター選手に選ばれるほど。登板間隔の関係で投げられない、パイレーツのブラクストン・アシュクラフト投手の代替選手ではあるが、その評価は日本で伝えられている以上に高いことが分かった。
「6月以降の防御率が1.25。これはナ・リーグ全体の投手でトップ5に入る数値で、サイ・ヤング賞の最終候補に残るのではないかと言われています」(現地記者)
グリフィンは2022年から3シーズン、巨人に在籍した。彼自身、「投手としてのキャリアを再構築するチャンスを与えてくれた」と、巨人への感謝を何度も口にしている。
「単にコンディションを整えるだけではなく、相手打線の2巡目、3巡目にどう対応するのか、試合状況を考えながら配球を組み立て直すことを学んだ、と話しています(前出・現地記者)
グリフィンは前半戦を終えて10勝2敗、防御率2.77。6月以降の7登板で4勝無敗と、圧巻のピッチングを続けている。サイ・ヤング賞の候補に浮上してきたのが当然のフル回転ぶりだが、もしそうなったら大谷翔平と争うことになる。
「注射はしていない」軽症を訴えても登板日は決まらず
ここで投手・大谷について、気になる情報を耳にした。
「7月17日(現地時間)からペナントレース後半戦が始まりますが、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は打者出場を明言したものの、登板日については『まだ決めていない』と口ごもりました」(MLBジャーナリスト)
大谷は左膝の水を抜くなどの治療のため、オールスターゲームを出場辞退した。炎症を起こしているとのことで、ロバーツ監督が明かした限りでは「注射はしていない」とのこと。軽症であることを訴えたかったようだが、登板日を決めていないということは、炎症による痛みがまだ解消されていないのだろう。
「7月、8月の登板回数が減ることも考えられます。ドジャースは10月のポストシーズンマッチに向けてベストコンディションに整えていくチームなので夏場以降、大谷の登板間隔を空けるのでは」(特派記者)
その間、グリフィンが勝ち続けたら…。「元NPB投手同士」のタイトル争いは日本のファンにとって誇らしい限りだが、グリフィンが大谷の前に立ちはだかるなど、誰も予想しなかった展開だろう。
(飯山満/スポーツライター)

