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<青のオーケストラ>「もう見てられません…」部活と母親の重圧に苦しむ滝本の姿に感情移入する視聴者多数

<青のオーケストラ>「もう見てられません…」部活と母親の重圧に苦しむ滝本の姿に感情移入する視聴者多数

アニメ「青のオーケストラ Season2」第2話より
アニメ「青のオーケストラ Season2」第2話より / (C)阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション

元天才ヴァイオリニスト・青野一が、海幕高校オーケストラ部の仲間たちと苦楽を共にし、青春のアンサンブルを奏でるアニメ「青のオーケストラ Season2」(毎週日曜昼5:00-5:25、NHK Eテレ/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・Hulu・Leminoほかで配信)。その第2話が10月12日に放送された。今話の軸となったのは、2ndヴァイオリンのパートリーダー・滝本かよ。彼女が人知れず抱える苦しみが、降りしきる雨と共に丁寧に描写され、SNSには滝本を心配する声があふれた。(以降、ネタバレが含まれます)

■滝本の態度を巡り2年生の対立が激化

コンクールまで残すところ54日。パートリーダーに就任した滝本かよ(CV.渕上舞)は、部員たちの不満をよそに朝練を休み続けていた。ミーティングではそんな滝本を巡って、佐久間優介(CV.神谷浩史)と東金梨香(CV.佐伯伊織)が対立。部長の筒井俊樹(CV.金子誠)は彼らから意見を求められるが、優柔不断な性格から、どっちつかずのコメントにとどまる。

佐久間が急に退部した元パートリーダーを引き合いに出したことで、険悪なムードはさらに加速。一方、秋音律子(CV.加隈亜衣)たちはミーティングから戻ってこない2年生を心配していた。一番の不安材料は、辛辣な物言いが目立つ佐久間だ。律子たちの不安を察した2年生の福留心美(CV.井上ほの花)は、佐久間が真面目な努力家であることと、パートリーダーが交代することになった事情を打ち明ける。

1年生の思いをよそに、2年生はミーティングで和解するどころか、ますます対立を深めてしまう。終始漂うギスギスした空気に、SNSで「2年生ミーティングの不穏さ居た堪れない。強制ではないと言いながら“リーダー”なのにと責められる不条理」と心情を吐露する視聴者も見られた。
アニメ「青のオーケストラ Season2」第2話より
アニメ「青のオーケストラ Season2」第2話より / (C)阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション


■部活と母親の重圧が滝本を追い込んでいく

滝本への風当たりは止まらず、パートリーダーなら責任を持ってほしいと直接訴える部員も。「なりたくてなったわけじゃない」と言い返し、その場を立ち去る滝本。それは本当のことだった。新入生の入部を前に新パートリーダーを誰にするかで2年生が悩んでいたとき、候補と目されていた福留が就任を拒んだため、滝本にお鉢が回ってきたのだ。

しかし、滝本にとって部活と勉強の両立はあまりにも難題すぎた。彼女の母親は医学部への進学を強く望み、しばしばスマホのメッセージでプレッシャーをかけてくる。かたや部活では、パートリーダーとしての責任を問われ、勉強で寝不足でも朝練への参加を促される。「大丈夫だから」と自分に発破をかけてきた滝本だったが、心も体もとっくに限界を迎えていた。

そんなおり、1stヴァイオリンパートリーダーで滝本の友人でもある裾野姫子(CV.金澤まい)が、滝本を呼び止める。福留に家の事情を話した、パートリーダーを辞めたらどうかと、優しく言い諭す裾野。滝本の心に、勝手に話を進められたことに対する憤りと、裾野たちに迷惑をかけている罪悪感がこみ上げる。

辛さも責任も全て1人で抱え込み、友人の言葉も素直に受け入れられない滝本。視聴者からは「心配してくれる良い友達がいるんだからもっと頼ったり甘えたりして良いんだよと伝えたい」「自分の事を思ってくれてるがゆえの言葉ってのはなかなか辛いんだよね」「凄く頑張ってしまう子なんだね。周りの気遣いが余計に苦しめてるのも、見ていて辛い話だった」など、滝本に寄り添うようなコメントが多数寄せられた。
アニメ「青のオーケストラ Season2」第2話より
アニメ「青のオーケストラ Season2」第2話より / (C)阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション


■滝本の辛い心情を映し出すような雨

塾へ向かう電車を乗り逃してしまい、力なくホームのベンチに腰かけた滝本は、気持ちが折れてしまったのだろう。堰を切ったように涙が溢れ出す。そこへ現れたのは青野一(CV.千葉翔也)だった。先輩である滝本に、青野はどんな言葉をかけるのか。滝本は本音を打ち明けるのか。幾度も挫折を経験してきた青野が、滝本にとって希望の灯となるかもしれない。そんな希望を感じさせるラストだった。

今話で印象的だったのは、人知れず苦悩する滝本の心情を映し出すかのような雨。夜更けまで勉強し、辛そうに母親からのメッセージを読む滝本の姿と相まって、「大丈夫じゃない」という心の叫びが痛いほどに伝わってきた。「大丈夫大丈夫と言いつつボロボロになっていく滝本先輩。もう見てられません…」「滝本先輩には幸せになってもらいたい」など、滝本に感情移入する視聴者が続出したのもうなずける。

◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)

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