保釈金170万円を前に所持金3万円の妻が奔走
一方、残された妻も必死でした。カナダの知人や友人、日本の家族に片っ端から電話をかけ、保釈金を集めようと奔走します。しかし、北米事情に詳しい人は「彼を助けるな」と忠告。逮捕歴のある人物と関われば、今後アメリカのビザが取りにくくなるかもしれない。ワイスピ出演という夢を本気で追っていた妻にとって、それはあまりにも大きな選択でした。
それでも妻は、「夢はいつか、かなえられるかもしれない。でも今、彼を助けられるのは私しかいない」と決意。収容からわずか10時間で保釈金をかき集めた妻は見事、夫を救い出します。ところが、ここで驚きの事実が判明します。保釈金は170万円ではなく、実際は17万円。夫がパニックのあまり、桁をひとつ間違えていたのです。あまりのオチに、藤井さんは椅子から転げ落ちて開脚状態に。スタジオは大混乱となります。
とはいえ、妻が夫のために走り回った事実は変わりません。10時間ぶりに外へ出た夫の前に現れた妻は涙ではなく、「ほら、大丈夫だったでしょ」と満面の笑み。そのドヤ顔に勇ましさを見た夫は、「この人となら、どんな困難も乗り越えられる」。そう確信し、その場で「結婚するわ」といきなりプロポーズ。妻もまた、保釈金騒動の中で、自分の夢よりも夫が大切な存在だと気付き、「結婚しよう!」と即答。18年来のマブダチだった2人は、恋人期間をすっ飛ばして交際0日婚へと突き進みます。
アメリカでの逮捕、収容、保釈金の桁違い、そして夢より大切な人への気付き。爽やかなよもぎ農家夫妻の裏にあったのは、あまりにも事件すぎる結婚秘話でした。藤井さんも思わず「なんか恥ずかしい! 照れる!」と顔を覆う、マブダチから夫妻へ急転直下した運命の新婚物語を届けます。

