地域の安心は、日々の備えと連携から生まれる
解体される予定だった一棟のアパートは、その役目を終える前に、消防隊員が経験を積み、市民の命を守る力を育む「生きた訓練フィールド」として新たな価値を生み出しました。
今回の取り組みは、消防訓練の一場面を紹介するだけでなく、行政と企業がそれぞれの強みを生かしながら地域の安全を支える、新しい公民連携のかたちを示した事例でもあります。目立つ活動ではありませんが、こうした日々の積み重ねが、災害発生時の迅速な対応や地域の安心につながっていくのでしょう。
私たちが安心して暮らせる毎日の裏側では、多くの人たちが見えないところで備えを続けています。今回の取り組みは、その大切さを改めて考えるきっかけになるとともに、地域全体で安心できるまちづくりを支える意義を感じさせてくれる取り組みとなりました。
磐田市 概要
磐田市は静岡県西部、天竜川の東側に広がり、南は遠州灘に面する人口約16万人のまちです。サッカーJリーグ「ジュビロ磐田」や、ジャパンラグビーリーグワン「静岡ブルーレヴズ」のホームスタジアムがあるスポーツのまちとして知られています。
また、世界的企業を中心にものづくり産業が発展しているほか、自然や歴史、文化にも恵まれた「人が集まるまち」です。近年は、防災や子育てなど幅広い分野で行政と企業、地域が連携し、「安心できるまち」の実現に向けた取り組みを進めています。
