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≪大便を注射器で点滴に混入…殺害≫「気が動転して…」容疑者の看護師は捜査状況を聞いて「辞めます」 事件直後に証拠品の“変色チューブ”が突然消え、すり替えられた可能性も

≪大便を注射器で点滴に混入…殺害≫「気が動転して…」容疑者の看護師は捜査状況を聞いて「辞めます」 事件直後に証拠品の“変色チューブ”が突然消え、すり替えられた可能性も

写真を見た関係者から「便ではないか」との声も

病院は当時古川容疑者に、滅菌カップをB看護師長の足元から移動させた理由は質さなかったという。

ただこの数時間後の1月30日午前、B看護師長が撮った写真を見た関係者から、チューブ内に便があるのではないかとの見方が出ており、病院側は弁護士を交えた協議を行なって同日中に古川容疑者とA准看護師に対する出勤停止措置をとった。

この時古川容疑者は「気が動転して…」と話し、出勤停止を素直に受け入れたという。

結局会田さんは集中治療室に移されたものの敗血症性ショックが悪化し翌31日午後10時半に亡くなった。病院は2月1日に千葉県警柏警察署に届け出をした。

「事件性が否定できない状況でしたので、被害者の死亡を『異状死』と判断しました。死因には異状死と病死しかなく、異状死とは交通事故や火災、あるいは明らかに外因に関連して起きた場合をいい、病死は元々の病気が悪化して亡くなったというものです。被害者(の死)は元々の疾患では死亡が説明できなかったのです」(長谷川病院長)

スタッフステーションで見つかった、手が加えられた可能性があるチューブと滅菌カップは県警に提出された。また、院内からは別に大便で汚れた点滴チューブは見つかっていないという。

「そうですか、私もう戻れないですね」

届け出を受けた千葉県警は、約2週間後にA准看護師の疑いは晴れたとして病院に「勤務をさせていいです」と伝えている。残ったのは古川容疑者だけだった。

「(出勤停止から)3週間後に電話で連絡を取ると(古川容疑者は)『(自分は)精神的に落ち着いてはきました。ただ、病院の方はどうでしょうか』と聞いてきました。警察が毎日調査を続けられています、と話すと『そうですか、私もう戻れないですね』ということで自主退職しますという話になりました。2月24日付で退職届はこちらに届いております」(会見に同席した福岡隆明事務局長)

長谷川病院長は会見の冒頭で、

「(古川容疑者は)点滴ルートの側管(薬剤を注射器で入れる部分)から大便を注射器にて注入し、殺害した容疑にて7月15日に逮捕された」

と話した。

点滴チューブへの大便混入に注射器が使われたとみていることは、千葉県警はこれまで明らかにしていない。しかし混入方法に具体的なめどをつけて古川容疑者の取り調べをしているもようだ。

看護師だけでなく助産師の資格も持つ古川容疑者は、助産師としても働いた後、昨年1月に柏たなか病院に就職した時の履歴書に、

「看護師としてさらに専門的なスキルを磨ける環境で働きたく、地域密着型で総合病院である貴院を志望いたしました」

と書いていた。

「非常に丁寧に話をされる方」と福岡事務局長が話し、同病院でトラブルを起こしたこともないという古川容疑者の犯行だとするなら、なぜこのような行動に走ったのか。

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