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妻が寝込むたびに残業した俺が、帰り道にいつも寄っていた場所

妻が寝込むたびに残業した俺が、帰り道にいつも寄っていた場所

「もういいよ」の重さ

何度目かの「今日少し遅くなる」を送った日、妻から「また遅いの」と返ってきました。「ごめん、もう少しかかる」と打ち返すと、少し間が空いて届いたのが「もういいよ」でした。

その一言を読んだとき、俺はドラッグストアの駐車場でエンジンを切ったところでした。妻のメッセージを読み返しながら、気づいたことがあります。帰り道にゼリーを買うことで、自分の中のつじつまを合わせていただけでした。家にいなかったことは、ゼリーでは埋まりません。

そして...

その日、俺はドラッグストアに寄らず帰りました。玄関を開けると寝室は暗く、妻の寝息が聞こえます。声をかけようとして、やめました。何と言えばいいのか、やはりわかりませんでした。

冷蔵庫を開けると、先週並べたゼリー飲料がそのまま残っていました。「無理しないで」の代わりに何を言えばいいのか、まだ見つかっていません。ただ、ゼリーを並べるだけでは届かないのだと、やっとわかりました。

(30代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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