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75歳以上の乳がん検診の約47%が「過剰診断」になる可能性…ホリエモンが誰も得しない日本の医療の不都合な現実を斬る

75歳以上の乳がん検診の約47%が「過剰診断」になる可能性…ホリエモンが誰も得しない日本の医療の不都合な現実を斬る

予防医療の本質を見直す

ただし、全ての検査を否定するわけではない。

例えば、血圧測定や基本的な血液検査など、侵襲性が低く、治療可能な疾患を見つけられるものは別であり、しっかり行うことが重要だ。

ドイツの研究では、75歳向けの基本的な健康スクリーニングが救急受診を減らし、医療費削減につながったことがわかっている。これは理にかなっている。高血圧や糖尿病などの管理は、年齢に関係なく重要だからだ。

高齢者では血圧は下げなくて良いとか、コレステロールはコントロールしなくてよい、などの健康を簡単に害する有害な暴論に与しているわけでは当然ない。

問題は、がん検診のような「早期発見・早期治療」を謳う検査だ。若い世代なら意味がある。しかし、高齢者では話が違う。発見されたがんが、その人の余生に影響を与える可能性は低い。むしろ治療による負担の方が大きい場合が多い。

世代間公平性の新しい形

「75歳以上は自費」という提案に対して、「冷たい」という批判があるかもしれない。しかし、私はこれこそが真の世代間公平性だと思う。

限られた医療資源を、効果が証明されていない高齢者の検診に使うより、若い世代の予防医療や、高齢者の生活の質を向上させる他のサービスに振り向ける方が合理的だ。

例えば、フレイル予防のための運動プログラムや、栄養指導、在宅医療の充実。これらは高齢者の自立した生活を支援し、結果的に医療費を削減する。アメリカの研究では、高齢者向け栄養プログラムの1年分の費用が、病院での1日分の入院費に相当するという。

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