
乃木坂46の井上和が2026年、真夏のアイドルフェスティバル「TOKYO IDOL FESTIVAL 2026(TIF2026)」(7月31日[金]~8月2日[日]、お台場・青海周辺エリア)のチェアマンに就任した。指原莉乃、長濱ねるに続く3代目として大役に臨む井上に、就任時の心境や意気込み、自身もパフォーマンスするステージへの思い、そして彼女が抱く「アイドル像」について話を聞いた。さらに、MCとして出演した音楽番組「TIF presents ONE SONG FES.」(7月18日[土]・30日[木]、フジテレビ)の収録についても語ってもらった。
■偉大な先輩たちから受け継ぐバトン…「ファンの皆さまと同じ目線」で届ける魅力
――まずは、TIFの3代目チェアマン就任のお話を聞いたときの心境からお聞かせください。
私にとってTIFは、乃木坂46の5期生として加入した2022年に、5期生だけで初めて出演させていただいて、そのステージを通してアイドルというお仕事に対するリスペクトの気持ちがより強くなったきっかけのイベントでもありました。
そんなイベントに、まさか自分がチェアマンとして関わらせていただけるなんて思ってもみなかったですし、初代の指原莉乃さん、2代目の長濱ねるさんという偉大な先輩方から受け継ぎ、3代目として務めさせていただくことには不安もありますが、それ以上に楽しみな気持ちでいっぱいです。
――乃木坂46メンバーからの反響はいかがでしたか?
メンバーもすごく驚いていました。乃木坂46にはアイドルが好きな子がとても多いので、情報解禁された後はみんなからいろいろな話を聞いたり、喜んでくれたメンバーが多くてうれしかったです。
――指原さん、長濱さんとは違った井上さんらしさ、新しいチェアマン像などは考えていますか?
就任時の年齢で言うと、私が一番若いのかな…? お二人に比べたら、私はまだまだ幼いですし、知らないこともたくさんあります。でも、アイドルをやっているからこそリスペクトの気持ちは強いですし、まだ知らない世界はたくさんあるだろうなって思っているので、他のグループの皆さんが見ている世界や、その魅力を近くでたくさん勉強させていただきたいです。ファンの皆さまと同じ目線に立って、アイドルの皆さんのすてきな部分をたくさん見つけて、チェアマンとして発信していけたらいいなと思っています。

■TIFならではの“生の熱量”と「カフェオーレ」などの個性溢れる乃木坂46のステージ
――TIFというイベントの印象を聞かせてください。
アイドルの生の熱量をこれほど近くで感じられる場所は、他にはないと思っています。みんなに元気や幸せというプラスのエネルギーを届け続けているアイドルの思いや、それぞれのグループへの愛が感じられる、“好きが広がるお祭り”という印象です。
――そんなTIFの3日間で、チェアマンとしてやってみたいことはありますか?
チェアマンに就任してから、今まで以上にいろいろなアイドルの楽曲を聴くようになったんです。その中でも、歌詞のメッセージ性やパフォーマンスの持つパワーに圧倒されることが多くて。せっかくのフェスですので、実際のステージを見て、自分の中で響く言葉やパフォーマンスをたくさん見つけて、たくさんの人に伝えていきたいですね。生だからこそ伝わる熱量を、私自身も今から楽しみにしています。
――乃木坂46の一員としてもステージに立ちますね。
乃木坂46としては、グループが14年間大事にしてきたものや、私たちの魅力というものが絶対にあると思っているので、「乃木坂46」というグループをしっかりとお届けしたいです。今回は同期の五百城茉央と奥田いろはが2人でユニット「カフェオーレ」としても出演したりもするので、人数が多いグループだからこそ、それぞれの個性を知ってもらえるようなステージにしたいですね。

■菅原咲月新キャプテンの新体制で挑む、乃木坂46の聖地・神宮球場ライブへの思い
――TIFといえば、真夏の屋外ならではの暑さも特徴です。
私たち乃木坂46も夏にライブをやらせていただいているので感じることは多いんですけど、夏のライブはもちろん暑いですし、みんなで一緒に汗をかく特別感があります。普段はしっかりと自分の手で締めているはずの心のネジをちょっと緩めて、みんなではしゃぎ回れる感覚。だからこそ記憶に鮮明に残るし、後から振り返ったときに、どこか儚ささえ感じてしまうような大切な思い出になる。それが夏のライブのいいところだと思います。TIFも多くの人にとってとにかく暑くて、そしてより心に残るライブになるんじゃないかなと思っています。
――乃木坂46は全国ツアーを開催中で、やはり屋外となる聖地の明治神宮野球場ライブ(8月20日[木]~23日[日])も控えていますね。
今年は同期の菅原咲月が新キャプテンになり、一ノ瀬美空がツアー座長を務めていたりと、新体制で回る初めての夏です。6期生も選抜や楽曲に多く参加してくれるようになり、グループ全体として「変化」を求められているなと感じています。
変わっていく中でも、私たちの中で大切にしている絶対に変わらないものが今の乃木坂46には確かにあります。そして、それを証明できるのが私たちの聖地・神宮なので、変わらぬ乃木坂46の良さを感じていただきつつも、ファンの皆さんに「自分たちの推している乃木坂46が最強だ」と思ってもらえるようなライブにします。

■心強い先輩・原田葵アナの存在とグループを超えた刺激
――TIFを盛り上げる音楽番組「ONE SONG FES.」では初のMCにも挑戦されました。収録を終えての感想はいかがですか?
私は普段からMCを任されるポジションではないので、最初はちょっと不安と怖さはありました。偉大な先輩方の後を継ぐプレッシャーを感じる収録でしたが、やっぱり「アイドルの力って本当にすごいな」と圧倒されることばかりで。共演させていただいた皆さんに助けていただきながら、無事に終えることができました。
――共演する機会が少ないアイドルグループとの共演は新鮮だったのでは?
グループカラーの違いをすごく感じました。今はアイドルっていろんな形があるので、何が王道か、何が王道ではないかという、その二択では決めきれないほどいろんな“かわいい”があって、いろんなアイドルの形があるのが今の日本のアイドルの魅力だなとすごく感じています。今回、いろんなアイドルさんとご一緒することができて、こういう世界だからこそアイドルファンはこの世界に魅了されていくんだなというのをすごく感じました。
――タッグを組んだフジテレビの原田葵アナウンサーとの共演はいかがでしたか?
原田さんは同じ坂道グループの先輩ということもあって、勝手ながらすごく安心感がありました。それに、やっぱりプロのアナウンサーさんなので、私が初めてのMCであたふたしてしまっても、隣で優しく全てをカバーしてくださって。「ありがとうございます、先輩!」という気持ちになりました(笑)。

■画面越しでも伝わる熱量と他グループとの刺激的なコラボ歌唱の舞台裏
――歌あり、バラエティー要素ありの盛りだくさんな内容ですが、番組の注目ポイントを教えてください。
この番組だからこそ見られる、特別なコラボユニットや歌唱が一番の魅力です。TIFの生の熱さとはまた違った、画面越しでも確実に伝わってくる出演者の皆さんの熱い思いを感じていただけると思います。
あとは、パフォーマンスのときと、トーク中の“ギャップ”ですね。きっと、そこもアイドルの魅力の一つだなと思うので、皆さんのいろんな面を(私が)うまく引き出せたか分かんないんですけど(笑)、皆さんすごく楽しくおしゃべりしてくださったので、たくさんの方に届いたらいいなと思います。
――井上さんもコラボステージで「深夜高速」(フラワーカンパニーズ)を歌唱されていましたね。
滝沢ひなの(NEO JAPONISM)さん、そして冨樫優花(タイトル未定)さんとご一緒させていただきました。お二人とも本当に力強くて、相手に届く歌を歌われる方で。一緒に歌っていてすごくワクワクしましたし、新しい世界に連れていってもらえるような感覚になりました。ここでご一緒できたご縁が本当にうれしかったですし、歌い終わった後に心の底から楽しかったなと思いました。

■井上和が抱くアイドルへのリスペクト「そこにいてくれるだけで十分に価値がある」
――井上さんにとって「アイドル」とは?
やっぱり「キラキラしているもの」です。やりたいことを追求した先にあるのがアイドルなのかなって思っていて、私も乃木坂46が好きで、今こうして活動できていることが本当に幸せなんですけど、そういった“好き”の気持ちが重なり合う瞬間って、アイドルならではだと感じています。
ずっとキラキラしているし、ずっとかわいいし、そこにいてくれるだけでも十分価値のある存在だなと個人的に思っていて。元気を届けたい、誰かを幸せにしたいとか、いろんなアイドルさんがいると思うんですけど、そうではなくても、ただそこにいてキラキラと輝いているだけで、多くの人が救われてしまうような力がある。だから、私にとってアイドルは、いつまでも尊くてキラキラした存在ですね。
――では最後に、TIFを心待ちにしているファン、そして出演するアイドルへメッセージをお願いします。
TIFは夏の風物詩であり、TIFだからこそ見られるものがあって、TIFの会場で見たからこそ、より心を動かされてしまったというものが絶対にあります。それはファンの皆さんだけでなく、ステージに立つアイドル自身も同じように感じていて、そういうアイドル自身の変化みたいなものも気付いてほしいなって思います。アイドルの皆さんが全力で駆け抜ける姿は、本当に格好良くて、かわいくて、キラキラしています。このフェスを通して、皆さんに「よし、明日も頑張ろう!」と思ってもらえたらうれしいです。


