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終わらない「ガンダムか否か問題」ファンのあいだで意見割れる「ガンダムF91」の場合

終わらない「ガンダムか否か問題」ファンのあいだで意見割れる「ガンダムF91」の場合


特徴的な背面武装「ヴェスバー」を構えた姿「MG 1/100 ガンダムF91 Ver.2.0」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

【画像5枚】こちらガンダムのようでガンダムじゃないちょっとだけガンダムなMSです

「ガンダム」の由来は出自それとも経緯?

「ガンダム」シリーズには、ときおり「ガンダム」に区分されるか否かが議論となる機体が見られます。例えば劇場作品『機動戦士ガンダムF91』に登場する主役「モビルスーツ」(MS)の「ガンダムF91」などは、そうした話題にあがりやすい代表的な機体です。ガンダムF91のどういった点が話題となるポイントなのでしょうか。

 そもそも『ガンダムF91』の舞台である「宇宙世紀」において、「ガンダム」と呼ばれるMSを区分する定義は曖昧です。

 そのはじまりといえば、「一年戦争」を描いた『機動戦士ガンダム』に登場する、パイロット「アムロ・レイ」が駆った「ガンダム」です。しかし、以降の宇宙世紀作品では「象徴的な存在」としてガンダムの名前が扱われることもあり、異なる時系列を舞台としたいわゆるオルタナティブシリーズ作品に見られる「内部構造」や「固有のシステム」といった確固たる定義はありません。

 そうした曖昧さがあるなかファンのあいだでは、連邦軍の工廠で開発された初代ガンダムからアナハイム・エレクトロニクス開発機へと続く系譜にあるMSこそガンダム、とする説があります。これを踏まえると、F91は地球連邦軍の開発機関「サナリィ」が手がけた機体なので「ガンダムではない」という論調になるのです。

 しかし、ガンダムとされるMSでも地球連邦軍の「ムラサメ研究所」が開発した「サイコガンダム」や、「オーガスタ基地」の開発した「ガンダムNT-1(アレックス)」などが存在し、必ずしもアナハイムが開発したとは限りません。

 それではF91が「ガンダム」であるとする根拠はあるのでしょうか。富野由悠季監督が執筆した小説『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』(KADOKAWA)で描かれた、パイロット「シーブック・アノー」と母親で開発者の「モニカ・アノー」のやり取りにヒントがありそうです。

 その内容によれば、開発時に「ガンダム」の愛称をつけようと考案したところ、上層部から「正規の開発研究チームによって開発された機体にふさわしくない」と却下されたようです。

 もっとも、F91は突如として起きた紛争に巻き込まれ、地球連邦軍の正式な指揮から外れたところで運用されることになります。そうした正規軍から外れた運用や、ただの学生だったシーブックがパイロットとして搭乗することに、モニカは「ファースト・ガンダムの伝説そのままではないか」との思いを抱いています。

 しかし、これも数多くあるなかのひとつの解釈であり、結論をいえば「ガンダム」の定義はあってないようなものです。やはりファンによってさまざまな説が浮上することが、「ガンダム」シリーズの魅力をあらわしているといえるかもしれません。

配信元: マグミクス

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