「暑くて眠れない」――そんな夏の悩みを単なる寝不足と侮ってはいけない。実は熱中症は炎天下だけでなく、就寝中の寝室でも静かに牙をむく。汗をかきながら寝苦しい夜を過ごしていると、知らぬ間に体内の水分は奪われ続けている。涼しい顔で朝を迎えるか、寝汗にまみれてぐったり起きるか――その分かれ道は、実は寝具選びにかかっている。
寝ている間にも忍び寄る危機
日中の熱中症対策には気を配っていても、就寝中は無防備になりがちだ。エアコンを切って寝てしまう、あるいはタイマー設定で夜中に切れてしまうケースは今も多い。睡眠中は体温調節機能が低下し、自分で「暑い」と気づいて対処することもできない。
気づけば布団の中はサウナ状態、汗だくで目を覚ました経験がある人も少なくないだろう。夜間熱中症は、いわば「眠っている間に忍び寄る静かな敵」なのだ。
“寝冷感”という新常識
そこで近年急速に支持を広げているのが、接触冷感素材を使った敷きパッドや枕カバーだ。肌に触れた瞬間にひんやりとした感触を得られる仕組みで、熱伝導率の高い特殊繊維が体表の熱を瞬時に逃がしてくれるという。
寝返りを打つたびにひんやり感が復活する点も人気の理由で、SNSでは「一度使うと普通のシーツに戻れない」という声も飛び交う。涼を取るアイテムは日中の外出用だけでなく、もはや寝室にも欠かせない時代に突入したと言えそうだ。
