私と彼は“まだ”友だちだ。この“まだ”に、私の恋心がにじんでいる。
君はきっと気づいていない。なんでも話せる親友みたいな私が、実は恋をしていること。その相手が、自分だってこと。
寝癖も直さずに飲み会に来る、そんな飾らない彼が好き。でも、わかってる。好きなコと飲みに行くときは、ちゃんと整えて行ってるんでしょ?
私はいつだって、君に可愛いって思ってもらえるように頑張っているのに……。
彼の笑い声は聞き心地がよくて。この笑顔をいつか独り占めできたらいいのに......。
話題はいつだってくだらないことばかり。でも、それが妙に落ち着く。ふたりで笑いあってる時間は私にとっては幸せなひとときなのに、君にとっては違うのかな?
あのコにしか見せない顔があるの?私のほうが笑顔にできる自信がある。だから、私の隣にいてよ……って結局今日も言えないまま。




