週末までの数日、私が抱えるもの
「見せられない。信じて」
「信じてって言われて、信じられると思う?」
責めていないつもりでしたが、自分でも思いのほか張り詰めたような声が出ました。頭の中では、勝手に相手が浮かびます。私には見せない顔があるのかもしれない、私が安心していた世界の外には、他の女の人がいるのかもしれない。
彼はソファに座り直し、私の目を見て「今週末まで待って。ちゃんと話すから」と言いました。
そして...
そして約束の週末、彼の部屋には初めて会う女性の友人がいて、テーブルには私の名前が書かれた小さなケーキが置いてありました。非表示にしたメッセージは、その人と一緒に選んでいたプレゼントの相談だったと聞きました。
うれしくなかったわけではありません。それでも、女性に手伝ってもらう前に、迷いながら1人で店をめぐる彼の姿も、少しは想像したかったというのが本音です。守ってくれたものと、選び取ってほしかったものの間で、私はもう1度、彼と話す約束をしました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
