気づけば「ママ」と呼ばれるようになっていた
彼女とは高校時代からの付き合いで、当時から少し甘えん坊なところがありました。社会人になってからも、「ママ〜、この書類の書き方教えて」「ママ〜、彼氏と喧嘩したから話聞いて」と、頼ってくる回数は増える一方です。
私は面倒見のいい姉のような気持ちで、そのたびに時間を割いていました。頼られる嬉しさもあって、深夜のメッセージも、休日の呼び出しも、断ることができずにいました。
気づかないうちに私の時間は削られていた
自分の予定を後回しにして彼女の相談に乗る、というパターンが定着していきました。
「ママ、ATMまで一緒に行って」「ママ、部屋の模様替え手伝って」
頼まれごとが日常の会話に混ざるようになり、私は「うん」「いいよ」と返すのが癖になっていました。夫からは「あなた、あの子のことになると全部引き受けちゃうね」と苦笑いされ、それでも私は「昔からの友達だから」と自分に言い聞かせていました。
