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婚約者の「式は挙げない」に、何も返せなかった俺

婚約者の「式は挙げない」に、何も返せなかった俺

実家の食事会で、婚約者が口にした一言

実家に婚約者を招いた食事会でした。母が食事を出しながら「式の準備はどう進んでる?」と聞いた瞬間、俺はご飯をつつきながら「うん、まあ、そこそこ」と適当に返しました。準備の詳細を、俺は何一つ答えられなかったからです。次の瞬間、隣に座る婚約者が箸を置き、母と父の顔を順番に見て、告げました。

「式は挙げないので」

母の手が止まり、父が湯呑みを置きました。婚約者は父と母を見たまま、もう1度、同じ言葉を繰り返しました。

「式は挙げないので。2人で決めた結果です」

俺は箸を握ったまま、婚約者の横顔を見ていました。

そして...

食事会の帰り道、俺は「なんで勝手にあんなこと言うんだよ」と声を荒げました。婚約者は歩幅を変えずに、「3ヶ月間、あなたの返事はスタンプだけだったから」と答えました。あの猫のスタンプを何度送ってきたか、頭の中で数え直そうとして、俺は道の途中で足を止めました。

翌朝、俺は会場見学の予約を3件分入れて、婚約者にメッセージを送りました。

「明日、会場見学の予約入れた。何時に集合する?」

返ってきたのは、俺が3ヶ月間送り続けた、あの猫のスタンプ1つでした。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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