現地10月13日に行なわれた北中米ワールドカップのアフリカ予選で、カーボベルデ代表がホームでエスワティニに3–0で快勝し、グループD首位の座を守り切って本大会初出場を決めた。
2位カメルーンに勝点2差をつけて迎えた最終節、勝てばW杯出場が決まるFIFAランキング70位の島国は、2018年までスワジランドと呼ばれていたアウェーチームのエスワティニから後半に入って立て続けに2ゴールを奪うと、アディショナルタイムにトドメの一撃を加えて悲願をかなえてみせた。
約52万5000人の人口は、W杯の歴代出場国の中では、2018年ロシア大会で初出場を果たしたアイスランドに次ぐ少なさで、まさに小国による快挙。「ブルーシャークス」の愛称を持つチームは、世界に新鮮な驚きを提供したのだ。
今予選では、初戦でアンゴラにスコアレスドロー、3節でカメルーンに1-4の大敗を喫して苦境に立たされたカーボベルデだったが、以降は無敗を維持。8節のカメルーンとのリターンマッチを1-0で制して勝点差を4に広げ、続く敵地でのリビア戦では終盤に追いついて3-3の引き分けに持ち込むと、最終節は最下位チームから確実に勝利を奪い取った。
25年アフリカネーションズカップ予選では成績が振るわなかった。エジプト、ボツワナ、モーリタニアとのグループで6試合中1勝しか挙げられず、最下位に沈んで本大会出場を逃した。しかし、同国サッカー連盟は長年チームを率いてきた指揮官ペドロ・レイトン・ブリトへの信頼を失わなかった。
「ブビスタ」の愛称を持つこのカーボベルデ人指揮官は、「この試合は、非常に感情のこもったものだった。予選突破は素晴らしい。我々の目標と意志は、常に勝利を目指すものであり、そのためにチャンスを作ってフィニッシュまで持っていこうとした。前半は試合をコントロールでき、あとは落ち着いて忍耐を持ち、勝利への意欲を貫くだけだった。チームを称えたい。この試合だけでなく、予選全体を通しての、彼らの努力を」と語り、以下のように続けている。「成し遂げた結果に誇りを感じている。自分たちのチームに対して自信を持っていたし、選手たちを完全に信頼していた。プレーそのもの以上に重要なのは、このチームの団結力だった。カーボベルデ国民は、選手たちが成し遂げた快挙を誇りに思っているだろう」
歴史的な大偉業を、当然ながら母国メディアも大々的に報じて祝福。日刊紙『A Semana』は、「10月は、カーボベルデのサッカー史に永遠に刻まれる月となった。2012年の10月に初めてアフリカネーションズカップ本大会への出場を決め、そして25年10月、初のW杯出場を果たしたのだ」と喝采を送った。
「12年10月14日は、カーボベルデが史上初めてネーションズカップ出場を決めた日である。雨が降るカメルーン・ヤウンデのスタジアムには6万人を超える観客が詰めかけていた。それから13年が経ち、より大きな栄光が訪れた。今日、首都プライアのナショナルスタジアムで、島の人々がひとつになってその瞬間を迎えた」
さらに同メディアは、「この偉業は、歴代の世代――指導者から選手たちまで――が積み重ねてきた努力の集大成であり、後に続く世代への遺産となる。なぜなら、集団の夢が実現する瞬間、それは『私』ではなく『私たち』が主役となるからだ」と、その意義の大きさを強調して、以下のように賛辞を締めている。
「ついに我が国の代表チームが、史上最大規模のW杯に出場する48か国の一員になった。驚くべきは、歴代出場国の中で人口が我が国より少ないのはアイスランドだけである。つまり、このチームが持っていた信念の力で、新たな歴史を切り拓いたのだ。そして今、未来は彼らの手の中にある。アメリカ、カナダ、メキシコよ、気をつけろ。ブルーシャークスたちは、やる気に満ち溢れている」
構成●THE DIGEST編集部
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