AIの香り診断。その最後に贈られたのは、一編の詩でした。
「自分はどんな香りが好きなんだろう」。そう聞かれると、意外と言葉にするのは難しいもの。
そんな“なんとなく好き”を言語化してくれるのが、セントマティック社が開発したAIシステム「KAORIUM(カオリウム)」です。
今回は、16種類のアロマオイル(精油)の中から好みの香りを導き出すAI診断と、その結果をもとにしたブレンド精油づくりを体験してきました。
好きな香りを探す旅へ。AI診断「KAORIUM」を体験
KAORIUMは、オイル・アロマを扱う「生活の木」の一部店舗に設置されています。
今回訪れたのは、生活の木 表参道店。診断無料、予約も不要で、買い物のついでにふらっと立ち寄れる気軽さも魅力です。
店内の奥へ進むと、小さなアロマボトルがずらりと並ぶKAORIUMがお出迎え。
タッチパネルを操作して、さっそく診断をスタートします。
まずは、AIが16種類のアロマオイル(精油)の中からランダムに4種類をピックアップ。その中から、「これ好きかも」と直感で惹かれた香りを一つ選びます。
すると画面には、「やわらかな」「清らかな」「穏やかな」など、その香りを表現する言葉がずらり。その中から「この香りの印象に近い」と感じる言葉を選択します。
次は、その言葉を手がかりに、新たな香りを選ぶ番。
この「香り→言葉→香り」のやり取りを繰り返すことで、AIが好みの傾向を少しずつ分析していきます。
香りの正体は最後まで明かされないため、先入観に左右されることなく、「なんとなく好き」という感覚だけを頼りに選べるのも面白いところ。
そうして最後に導き出されるのが、自分らしい3つの香りです。
AIが導き出した3つの香り。最後に贈られたのは”一編の詩”
診断の結果、筆者が選んだ香りは、「ベルガモット」「ユーカリ」「パチュリ」の3種類。
そして、最後に表示された一文に思わず見入ってしまいました。
春の陽気に誘われて華やぐ蝶の舞。
ベルガモット、ユーカリ、パチュリという3つの香りを、一つの情景として表現した”感性言語”です。
「好きな香りはこれです」と結果を伝えるだけではなく、自分の感性を一枚の風景のように描いてくれる。この演出こそ、KAORIUMならではの魅力。
診断結果はQRコードからスマートフォンへ保存できます。
好きな香りを知るだけでなく、その香りが映し出す世界まで持ち帰れる─。
AIに診断してもらったはずなのに、最後は一編の詩をプレゼントされたような、不思議で心地よい体験でした。
