初めて部屋に来た彼が差し出した花束、その宛名は私の名前ではありませんでした

インターホンが鳴って、ドアを開けると、彼が抱えてきた花束を差し出してくれました。初めて私の部屋に遊びに来てくれた日のことです。けれど受け取った花束に添えられた小さなカードには、私の名前ではない誰かの名前が書かれていたのです。
彼女に「一人だよ」と返した俺が、テーブルの番号札ごと写真を送っていた理由

定食屋の券売機の前で、地元の幼なじみが「ここ、焼き魚うまいんだよ」と笑いました。久しぶりに会えたその相手と、俺は並んで座りました。料理を待つあいだ、いつもの癖で、運ばれてきた定食の写真を彼女に送ろうとしていたのです。
