・ひたすら、かき揚げ
まずは、上のバンズを開けてみよう。
刻み海苔とマヨネーズ、そして甘辛い醤油だれ。かき揚げの上に、和の要素が容赦なく乗っている。この時点でハンバーガーというより、限りなく天丼に近い。
続いて、かき揚げを持ち上げてみると……
いた。
かき揚げの下に、申し訳なさそうなバーガーがいる。ミートパティとレタスが、巨大なかき揚げの影でひっそりと息をひそめていた。公式が「実はこの下に…」と断りを入れた理由が、ようやく腑に落ちる。断らないと、本当に気づかれないのだ。
体感の比率は、かき揚げ2.5に対してバーガー1といったところか。そして真っ二つに切って、断面も見てみると……
上からバンズ、かき揚げ、刻み海苔、ミートパティ、レタス、そしてバンズ。層になっているのがよく分かるが、かき揚げの層だけが異様に分厚い。パティはきちんと存在しているのに、厚みでは完全に押し負けている。
このデカさに少しビビりながら、思い切って口に運ぶと……
とにかく、かき揚げを食べている。
ほんのりバーガーの味がする。しかし主役は完全にかき揚げだ。甘辛い醤油だれが染みた衣に、野菜の甘みがしっかりと乗っている。美味い。美味いのだが、食べても食べてもかき揚げが残る。
ひと口ごとにかき揚げの断片がこぼれ落ち、それを追いかけて拾うという作業が発生する。行儀よく食べることは、このメニューに関してはほぼ不可能だと思っていい。
そこで思い出したのが、別添えの七味唐辛子である。
さっそく振りかけて、食べてみると……
おっ、相性がいい。
甘辛い醤油だれに七味のピリッとした辛さが加わることで、味が一気に締まる。単調になりかけていた後半戦に、この七味はよく効く。別添えにしてある意味が、ちゃんとあった。
気づけば完食していた。とにかくすごいボリュームである。ハンバーガーを食べたというより、そば屋でかき揚げを1枚まるごと平らげた後のような満腹感だ。
もはやハンバーガーなのか、かき揚げ定食なのか。その問い自体が、ドムドムにおいては野暮なのだろう。バンズから具がハミ出るという伝統は、2026年の夏もしっかりと生きていた。
期間限定メニューなので、近くに店舗がある人はぜひ一度味わってみてほしい。このボリュームは、一度体験しておいて損はない。ただし、ドムドムという名の狂気に触れすぎてはいけない。なぜならハマってしまったが最後……
ノーマルのハンバーガーでは物足りなくなるから……。
参考リンク:ドムドムハンバーガー
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
