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〈懲役30年求刑〉「55回殴った」「ストレス発散だった」…江別・男子大学生集団暴行死、17歳少年が法廷で明かした“凄惨な犯行心理”

〈懲役30年求刑〉「55回殴った」「ストレス発散だった」…江別・男子大学生集団暴行死、17歳少年が法廷で明かした“凄惨な犯行心理”

2024年10月、北海道の江別市で千葉県の大学生、長谷知哉さん(20)が集団暴行を受けて死亡した事件。強盗致死罪などの罪で起訴された男女6名のうち、主犯格とされる当時18歳の元アルバイトの川口侑斗被告と当時17歳の少年の裁判が7月13日に開始。審理を経て27日、少年の論告求刑が行われた。

「尻に敷かれているような感じ」だったA

「暴行は川口被告に次ぐ、苛烈かつ多数回のもの」
「従属的ではなかったことからも、最も重い有期刑に相当する」

検察が当時17歳の少年に求めたのは、懲役30年の有期刑だった。

事件を巡り起訴されたのは、長谷さんの交際相手の八木原亜麻被告(当時20)とその友人の川村被告(当時20)、当時18歳の元アルバイトの川口侑斗被告、同じく当時18歳の元高校生・瀧澤海裕被告、そして当時17歳、16歳だった少年2名の計6名。

これまでの裁判では川村被告には懲役30年、瀧澤被告には懲役20年、16歳の少年Dには懲役9年以上13年以下の不定期刑がそれぞれ下されている。社会部記者が解説する。

「強盗致死罪は原則、死刑か無期拘禁刑と定められている極めて重い罪だが、酌量減軽などが適用されれば有期刑となることもある。3人はいずれも主導的な立場ではなく、死への寄与が限定的であるとして有期刑の判決となった。瀧澤被告と少年Dについては検察側、弁護側ともに控訴せず刑が確定したが、川村被告と検察側の双方が7月9日に判決を不服として控訴した」

こうした状況の中で始まった川口被告と当時17歳の少年Aの裁判。

「これまでの裁判で示された証拠や証言から、暴行を始め、率先して行ったのが“主犯格”の川口被告、川口被告に次いで積極的に長谷さんに暴行を加えたのが17歳少年と見られてきた。二人とも起訴事実を認めていることから、裁判の争点はやはり量刑となった」(同前)

少年Aは中学卒業後、高校に進学したが1年の時に中退。事件当時は江別市内のコンビニでアルバイトしており、川村被告とは交際関係にあったという。事件当時に集英社オンラインの取材に応じた知人は、少年A、川村被告、八木原被告の3人の関係についてこう語っていた。

「3人とも同じコンビニでバイトしていましたよ。もともとはA君が一番長く働いていて、その後、川村さん、続いて八木原さんが働き出したと聞いています。八木原さんは事件当時、働き出してまだ2~3か月だったと思います。

川村さんが一番明るくてよくしゃべるタイプだったからかもしれないけど、3人の中で主導権を握ってるのは川村さんに見えました。A君も尻に敷かれているような感じでしたしね」

「周りの人間に対して見返してやろうという気持ちが強かった」 

友達が少なそうな、似たような雰囲気を持っているだけに結束力が強い。知人には3人の関係はそう映っていたという。

「A君も暗くはないけど学校にいたら中間層に位置するタイプで、決してイケイケではない。川村さんもA君もお酒やタバコはやってましたが、誰かと喧嘩したとか殴ったとかも聞いたことないですよ。

A君は高校を辞めて一人暮らしを始めたのか、バイト先のコンビニの近くに住んでいて、そこに川村さんが頻繁に通ってました。バイトも一緒なわけだし、ほんと仲がいいですよね。川村さんは軽自動車を持っていて、それでA君とドライブや旅行にいくのが趣味でしたね」

事件当日も、少年Aは川村被告の車で川口被告、瀧澤被告、当時16歳の少年らと外出。川村被告が八木原被告から別れ話の相談を電話で受けたことを発端に、2時間超に渡る執拗な集団暴行へと発展していく。

「川口被告が公園に呼び出した長谷さんに暴行を加え始めると、少年Aもこれに加担。

その理由について裁判では、『周りの人間に対して見返してやろうという気持ちが強かった』、『友達で、唯一求められる場所だった川口被告に認められたかった』といった趣旨のことを語っている」(事件記者)

長谷さんを殴った回数については、「55回が正しい」と証言。蹴った回数については、「10~20回」とし、「右足は強く蹴りすぎて、腫れてはいなかったが、右足だけでは立てない状態だった」と、長谷さんに振るった暴力が自分の体にもダメージを残したことを語ったA。

「検察から、なぜ執拗に暴行を加えたかを尋ねられると、Aは『ストレス発散』と答え、『日常から感じていたストレス。川村からバカにされ、束縛されていた』、『中学生を前に太っていると言われた』などと交際相手の川村への不満を口にした」(同前)

普段から誰かを殴りたいと思っていたのかもしれない。常になにかにイラついていた――。

そう語り、歪んだ承認欲求とストレス発散のため、ほとんど面識がなかった長谷さんを死に至らしめた少年A。ある知人は、事件後のAの行動について、こう証言していた。

「事件の数時間後、自分の友達にA君から『今日ヒマ? ラーメン食い行こうよ』って電話がかかってきたそうなんです。友達はその日行けないからと断るとA君は『じゃあ11月に行こう』って言ってたみたいで……。重大な事件起こしておいてすごいなって……」

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