「明日からちゃんとします!どうかしてましたよね?」
診療所の医師役・内場は、とぼけた味わいの演技で笑いを誘う一方、実際の妻であるやすえにアドリブで私生活を暴露され、タジタジに。謎の男女として現れた石田と小寺真理は、物語をさらにややこしくするスパイスになります。そして烏川は、要所要所でツッコミを入れ、舞台をしっかり引き締めました。
道の駅の隣を産廃処理場にする計画は阻止できるのか。そして珠代の恋と夢のゆくえは──。歌手になることを決意した珠代が『珠代ベスト〜パンティーテックス〜』を全力でパフォーマンスするクライマックスでは、藤井もバックダンサーの1人として若手座員とともに踊りました。

最後は出演者全員で『エクスタシー』を熱唱する大サービスも! 客席は総立ちとなり、平成4座長時代をともに駆け抜けた内場、石田、末成、やすえ、そして珠代と藤井による懐かしいダンスに大熱狂のフィナーレとなりました。
カーテンコールでは、歓声が鳴り止まないなか、全出演者が整列。藤井は予定時間を大幅にオーバーしたことに触れ、「明日からちゃんとします! どうかしてましたよね?」と苦笑いです。珠代は「明日も……やっぱりもっとやっちゃうぞ!」と叫び、客席を爆笑に包みながら幕となりました。
藤井「コンタクト入れる間もなくて…」
終演後、珠代と藤井が囲み会見に応じました。珠代は「すごくきれいなお芝居を書いてくださっていたのに、だいぶ壊してしまったところがあって」とアドリブ満載だった舞台を振り返りつつ、「もしかしたら、壊れた私を見たい方もいらっしゃるのかなと。もう結果は、お客さまに委ねるという感じです」と笑顔を見せます。
藤井は「すごく緊張しました」と、舞台を終えてほっとした表情。今回はスケジュールの都合で本読みの途中で開演準備に入ったそうで、「コンタクトを入れる間もなくて、ステージ上がちょっとぼやーっとしながらやっていた。でも、くっきりはっきり見えたらプレッシャーで崩れそうだったので、それでよかったのかなと思ってます」とウラ話を明かしました。

珠代について藤井は、「(台本通り)正しいことも大事ですけど、楽しいほうを優先する珠代さんが僕は大好き。本当にカッコいいなと思いながら、食らいつくのに必死でした」と絶賛します。
珠代も「私も(藤井に)憧れている。いいものができるのは、憧れている者同士でやっているから。人間的にも素敵で、こういう人になりたいとずっと思っている」とコメント。
さらに珠代は、「藤井隆は私のお守り。いるだけで自分の心が安定する。今日も藤井くんがいるだけで、私たちを見に来てくれたみんなをポケットに入れて温めて、わーって笑かしてるみたいな気持ちになれました」と、絶大な信頼を寄せました。

とはいえ、2人は“波長が合う”という関係ではないそう。実は「全然合わない」と声をそろえ、「それが悪いわけではない。“波長が合う”って、また違うことなのかな」(藤井)、「スイッチがお互いオンになったときの波長だけ合う。ほんと、これだけはナゾ」(珠代)と、不思議なコンビネーションの秘密も語りました。
次なる共演を心待ちにするファンも多いなか、2人で挑戦してみたいことを聞かれると、珠代は「踊る天気予報。夜中1時ぐらいに5分ぐらいで」と斜め上の回答。藤井は「自分が若いときに育ててくださった先輩方や、うーやん(烏川耕一)とかの仲間と、こうして何日間か一緒に過ごせるっていうのは、すごく恵まれている。また呼んでいただけるように精進したいです」と語りました。
