・超個人的チキンライス論
一般的に海南鶏飯ないしカオマンガイというものは、チキンの味をこれでもか! と染み込ませて炊いたライスが絶対的主役である。上に乗ったチキンはいわばオマケ。東南アジア特有のスパイスの気配も感じるものの、基本は日本でいうところの炊き込みご飯と同じだ。具は正直どうでもよくて、味の染み切ったご飯を味わうもの……だと思う(違ったらすみません)。
そこへきてチンおじ鶏めしは、お世辞にも「鶏のエキスがよく染みてますね」とは言えないシロモノ。どちらかといえばスパイスやハーブ的なものの存在感のほうが強く、「異国感は感じるけど……う〜ん」といったところであった。タイの食堂で食べる300円のカオマンガイを100点とすると、これは30点。機内食というハンデを差し引くと50点。
……と、個人的には思うかな!
そしてチキンは若干パサっており、タイやシンガポールで食べるような “ちゅるっと感” や “パリッと感” は皆無。ただしライスとチキンを同時食いすることにより、不足していたチキンエキスが補われ、ようやく海南鶏飯ないしカオマンガイと呼べなくもない食べ物へと昇華した。
そんなワケなのでエアアジアでチンおじ鶏めしを食べる際は、「まずライスから」などといったツウぶった考えは捨て、カレーライスのごとく混ぜ混ぜして食べることを推奨したい。
・アジアの心それは味変
なお、チンおじチキンライスには真っ赤な小袋が付属していた。
これで味変してね! という、アジアらしい付け合わせ調味料である。
中身はスゥイートチリソースのようなもの。
もはや原型をとどめぬスゥイートチリソースごはんと化した元・チンおじ鶏めしであるが、まぁ、スゥイートチリソースってそんなもんだ。タイっぽい気分に浸れることだけは間違いない。
ちなみにメニューにはカップ麺も健在。お湯とスマイル付き80バーツ(約390円)と超良心的価格。やっぱエアアジアはカップ麺が鉄板だよね! という思い出補正もありつつ、エアアジアファンならチンおじシリーズも一応押さえておくべきだろう。多くの機内食と同様、そこそこおいしゅうございました。ごちそうさまでした!
で、チンおじさんって誰?
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
