理由を考えるまでもなかった
届いたのは、「しばらく実家にいます。理由は自分で考えてください」というメッセージでした。すぐに読みましたが、返信はしませんでした。理由は考えるまでもなかったからです。
誰もいない家で休日を迎え、家事も洗濯も掃除も、何から始めればいいのか分かりませんでした。妻がやってきたことを知らないまま、俺はその大変さから逃げ続けていました。
そして...
俺は妻の実家へ向かいました。玄関先には妻だけでなく、義父と義母も並んでいました。
「ごめん。仮病だった」「家のことも子どものことも、全部任せて逃げてた」
頭を下げた俺に、義父は言いました。「本当に体が弱いなら病院に行きなさい。違うなら、やることは分かっているだろう」
今は休日になると、子どもと一緒に台所に立っています。あの「お腹痛い」が消えたのは、体調が変わったからではありません。自分が家族から逃げていたと認めたからです。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
