2026年7月18日、東京・銀座の「Ginza Novo(ギンザノボ)」(旧東急プラザ銀座)が、SNSで話題になっていることについて紹介した。入居テナントが続々と閉店し、フロアが空き店舗だらけ。行列ができていたのは、回転すしの「根室花まる」とうどんチェーンの「つるとんたん」だけになってしまっていた。
その「最後の砦」とも呼べる花まるが9月23日で閉店するとの情報を読者から得た。公式ページを確認すると、意外な理由で閉店を告げていたのである。
あらためて施設に行ったところ、さらに状況は悪化して閉鎖フロア(改装中)が5つに拡大。この先どうなるの? と思っていたら、どうやら理由があったようだ。
・根室花まるの意外な閉店理由
Ginza Novoは、東急プラザ銀座として2016年に開業。銀座・数寄屋橋交差点にそびえたつ、煌びやかなビルとして脚光を浴びた。2025年2月に香港の投資会社が土地と建物を取得し、同年12月に施設名を「Ginza Novo」に変更している。
かねてから入居テナントが減っていると噂されていたのだが、7月に訪ねた際にその現実を目の当たりにすることとなる。たしかオープン時は120とも言われた出店数だったが、この時、3分の1の30~40店舗まで減っていた気がする。
幸い、根室花まるは大人気で、店前に入店待ちの列ができていたのに、「9月23日に閉店しちゃうはずです」との問い合わせを頂いた。
そんな! 花まるがなくなったら、あそこはいよいよヤバいのでは!? 公式ページを確認すると、たしかにその日に閉店することが記載されている。しかし気になるのは、その理由だ。
「根室花まる銀座店はビルオーナーの変更に伴い、2026年9月23日をもちましてこの場所での営業を終えることになりました」
7月9日付けの新着情報にそう記載されている。そんな理由!? 普通は何かこう、もうちょっとオブラートに包むというか、「諸事情により」とか「移転のため」とか何か当たり障りのない理由をつづるものじゃないの? 率直にいって「オーナーが変わったから営業を終了します」って言ってるみたいなんだけど、こういうモノなの!?
まあ、とにかくなくなるので、最後にと思ってお店を訪ねることにした。約2週間ぶりに施設に来てみると……。あれ? 前回来たときは7階だけが改装中だったはずなのに、B1・3・4・5階も改装中で閉鎖。ってことは、ほぼ免税店とレストランだけになっちゃってる!
エレベーターを見ると、屋上階にも行けなくなってるな。半分のフロアに止まらないから、エレベーターがすぐ来る。それはありがたいんだけど……。
今一度1階のテナントリストを見ると、飲食店以外はほぼ全部「CLOSE」。これもう貼り出してる意味なくない? 免税店とイベントスペース以外、開いてないんだから。
表の2階から入るシンボリックなエスカレーターも閉鎖。施設内移動は基本的にエレベーターになってしまってるな。
別のエスカレーターから2階に入れるけど、2階のテナントは「プラダ」と「キートン銀座店」だけで、この2店舗は1階の各店舗の入口からしか入れない。したがって、2階から入ることのできる店はない。要するに、店舗のないフロアだ。
誰も来ないことを知る賢い人は、休憩所のように使ってる。
なんか怖い……。まるで「リミナルスペース」(不可思議な境界の空間)みたいだよ。昼はいいけど、夜に来たら不安になりそう。人のいない商業施設って怖いよね。
11階のエレベーター近くに置かれたショーケースもシュールだった。
ナニコレ、中身は「Coming soon…」の札。この札を飾ってるのか? 意味深な現代アートみたいだな。
・最後の銀座花まる
施設の行く末はさておき、花まるの入店待ちの札を取ったから、入口で呼び出しを待ちましょう。
札を取ったのは、12時20分頃。その段階で18組、46分待ちだった。大人気なのに、ここも閉じるとはね……。
札に記載されたQRコードを読み込んで、専用サイトを見ながら時間が来るのを待った。
そして時間になり、無事に美味しいお寿司を食べることができました。ここのお店はなくなるけど、花まるのクオリティは健在なので、また別の店で利用させて頂くとしましょう。
