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高橋文哉×櫻井海音インタビュー 才能のエゴイストたちは何を見たか 映画『ブルーロック』

高橋文哉×櫻井海音インタビュー 才能のエゴイストたちは何を見たか 映画『ブルーロック』

潔と蜂楽 それぞれの関係性

——高橋さんは潔世一、櫻井さんは蜂楽廻。それぞれ演じられた役柄に共感した部分やご自身と似ているなと思ったところはありますか?

高橋 エゴが芽生えていく感覚は、とても共感しました。自分の湧き上がった感情を理解して、自分のものにしていくまでの過程が、潔世一というキャラクターの好きな部分です。僕も言いたいことが言えなかったり、胸に秘めたものを言葉にすることに抵抗があったり、自分の気持ちを整理することができずに、いろいろ探っていた時期があったんです。自分が思っていることを伝えることで、自分だけではなく他の誰かも楽にしてあげられたり、守れたりすることがある。そういう経験を重ねてきたことが、自分にもありました。

櫻井 登場人物の中で、サッカーが大好きで、一番本能のままにプレーしているのが蜂楽だと思っています。でも勝負の世界で楽しさを見出すということって難しいですよね。僕自身、サッカーは大好きだけど、プロを目指していた頃は、そんなに楽しめていなかった。プロを諦めてからとても楽しくなって、ちゃんと練習していたときより上手くなりました (笑)。さっきの話で、松井さんが文哉くんに「サッカーを好きになってほしい」と言ったのは、そういうことだと思います。楽しいから上手くなる、といったところは、蜂楽と自分が似ている部分かと思います。

——潔と蜂楽という関係性を演じる上で、意識したこと、大切にしたことを教えてください。

高橋 蜂楽と交わり合った結果、最終的にお互いを尊重し支え合う関係になれた。潔の蜂楽に対する思いが、どうやって培われたのかは、とても意識していました。蜂楽は潔という才能を最初に見つけてくれた人。それを潔自身がいつ、どう気づいたのかを考えることが大事だと。原作漫画でも映画本編でも「こいつを信じていい」と思えるまでの時間経過が早い。「なんで『俺らだけでもパスを回していこう』って言えたんだろう」とか、自分の中で、その理由を一個ずつ積み上げていきました。その理由があればあるほど、説得力があっていいと思うんですよ。

櫻井 蜂楽にとって潔は、一緒にいると楽しいし、嬉しい。一緒にもっとサッカーをしていたいという気持ちになれる存在。ボールを持ったときでも、持っていないときでも、潔のことをいつも見ているということを、とても意識しながら演じていました。そうすることで、言葉を交わさずとも、お互いを信頼し合えるような関係性に文哉くんともなれたと思っています。そういう点では、役者としても、人としても、とてもいい経験をさせてもらったと思います。

理想のエゴイストとは何か

——ブルーロックに参加する選手は、最強のストライカーになるためにエゴイストであることを求められます。お二人が考える「エゴイスト」とは、どんな存在ですか?

高橋 自分の正解を他人に叩きつけられる人ですかね。一役者としてこの映画で目指していたのは、そんなエゴイストです。僕自身、この作品をどう思っていて、どんな思いで向き合っているかということを、キャストみんなに共有していました。みんなに「高橋文哉という人間」を受け止めてもらっても、まず自分が求めている自分になっていないと嘘つきになってしまう。ただ、自分の正解や理想をみんなに話すことによって、本来の自分と理想の自分との間がどんどんなくなっていく感覚はある。この作品において「エゴイスト」とは、一番大事な部分だと思うので、そういった取り組み方をしました。

櫻井 意見を主張するときは、自分に対して自信があって、その裏付けとなる根拠がなければいけないと思います。エゴイストは、そういう説得力がある人だと思いますね。文哉くんは、それがある人だから、その姿を見た周りのみんなが引っ張られていくんだと思っています。

——私生活で「自分ってエゴいな」と思う瞬間ありますか?

高橋 僕は負けず嫌いなんです。なにより自分に一番負けたくない。自分に嘘をつきたくないですし、自分を信じてくれている人に嘘をつきたくない。そういう思いがとても強いです。どんな勝負事でも、なるべく勝ちたいタイプなので、勝ち負けがない俳優という世界にいることができて良かったなと思っています。

櫻井 僕は焼き鳥愛かな (笑)。店とか鳥の種類とか、食べるときのルーティンとか。色々とこだわりが強い気がします。まず、基本はお任せで注文して、職人さんが一番いいと思っている順番でいただく。で、食べるときには串を持ち上げて、両面を舐めますように見ます (笑)。焼き鳥の裏面を見て食べる方は、なかなかいないと思いますが、焼き具合とか、職人さんの癖とかこだわりを感じたいんですよね。

配信元: otocoto

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