現在公開中の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を巡り、劇中に登場するキャラクターや料理、お菓子などから物語の舞台が「愛知県なのではないか?」という考察がSNSで大きな話題となっています。編集部でも実際に調べてみました。
愛知県の要素が盛りだくさん
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、「ちいかわ」初の劇場版作品。原作でも屈指の人気を誇る長編エピソード「セイレーン編」を映像化した作品で、公開10日間で興行収入約44億円を突破するなど大ヒットを記録しています。
そんな映画の舞台について、公開後からSNSでは、「やたらと名古屋みを感じる……」「愛知県っぽい」といった考察が続々と投稿されるようになりました。編集部でも調べてみると、確かに気になる共通点がいくつも見つかります。
まず挙げられるのが、人魚との関係です。愛知県春日井市には、人魚の肉を食べて不老長寿を得たとされる「八百比丘尼(やおびくに)」生誕の地として伝わる寺院があります。また、映画に登場するセイレーンの姿は、愛知県の熱田神宮発祥とされる縁起物「犬張子」によく似ています。
さらに、劇中に登場する「味噌」や「しるこサンド」(愛知県小牧市「松永製菓」)「カレー」(愛知県一宮市本社の「CoCo壱番屋」)も、愛知県とのつながりを感じさせる要素の一つです。
西尾市佐久島が舞台?
また、作中に登場する島については、愛知県西尾市にある「佐久島」が有力なのではないかという考察もあります。佐久島は、愛知県西尾市・一色港から定期船で約20分の場所に位置する離島。人口約200人が暮らし、島内には自然と調和した現代アート作品が点在することから、「アートの島」として知られています。三河湾で水揚げされる新鮮な海の幸を味わえるほか、特産品の大アサリを使ったグルメや、おしゃれなカフェ巡りも人気を集めています。
そんなアート作品の一つには、劇中の登場キャラクター「島二郎」に似ている「海神様」の像が設置されています。また、島二郎が料理店で提供している貝汁についても、佐久島の特産品が“大アサリ”というところが一致。さらに、映画のメインビジュアルに描かれているツバキやハマヒルガオとみられる花は、佐久島で親しまれている代表的な花です。
このような多数の要素から「偶然とは思えない……」「愛知要素が多すぎる」「佐久島なの?」といった声が数多くみられました。

