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草なぎ剛がサプライズ登壇…撮影の苦労話や私生活への影響を明かす<新幹線大爆破>

草なぎ剛がサプライズ登壇…撮影の苦労話や私生活への影響を明かす<新幹線大爆破>

草なぎ剛&樋口真嗣監督が「新幹線大爆破」舞台あいさつに登壇
草なぎ剛&樋口真嗣監督が「新幹線大爆破」舞台あいさつに登壇 / ※提供画像

草なぎ剛が主演を務めるNetflix映画「新幹線大爆破」(Netflix独占配信中)が、東京・イオンシネマシアタス調布、大阪・イオンシネマシアタス心斎橋にて10月16日までの2週間限定公開を実施。10月15日には、東京・グランドシネマサンシャイン池袋劇場にて1日限りのDolby Atmos上映を行い、樋口真嗣監督と草なぎが劇場公開記念舞台あいさつに登壇した。

■新たに生まれ変わったNetflix映画「新幹線大爆破」

本作は、1975年公開の東映映画「新幹線大爆破」が、今の時代ならではのタイムサスペンスエンターテインメントとして新たに生まれ変わった作品。東京行きの新幹線に仕掛けられた爆弾。速度が時速100kmを下回ると爆発するという状況下、車内はパニック状態に陥り、時間との闘いの中、乗客全員を救うべく鉄道人たちが奔走するというストーリーが描かれている。

「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」を手掛けた樋口氏が監督を務め、4月にNetflixで独占配信。Netflix週間TOP10(映画)にて初登場1位を記録し、アメリカやアジア、ヨーロッパ、アフリカなど世界各地でも幅広く視聴され、初週から80カ国でTOP10入りを果たした。
Netflix映画「新幹線大爆破」劇場公開日入りメインビジュアル
Netflix映画「新幹線大爆破」劇場公開日入りメインビジュアル / ※提供画像


■樋口真嗣監督は準備のため前日から劇場入り

Dolby Atmos上映の後、公開記念舞台あいさつとして樋口監督と、登壇が予告されていなかった主演の草なぎが登場。会場はどよめきとともに歓声と拍手に包まれた。

草なぎは「今日はちょっと雨も降って足元の悪い中、劇場に駆けつけてくださりありがとうございます。短い時間ですが上映も終わった後なのでネタバレも含めて楽しい時間を過ごしましょう」と笑顔。

樋口監督は「ええと…まあ僕の話はいいんですよ、僕が話す時間がもったいない!」と、なぜか映画館スタッフの制服を着て登場し、「実は今日グランドシネマサンシャイン池袋の制服と名札を借りまして、今日はマチダです」と照れ笑いを見せた。

上映前日から音響調整のためグランドシネマサンシャイン池袋に通っているという樋口監督について、草なぎは「皆さんスクリーンでの上映楽しんでいただけましたか?家で見るのもいいけど、劇場の迫力、すごいよね!監督がまた音響とか調整して頑張って準備したんです!」と、代わりに苦労を語り、客席からは大きな拍手が沸き上がった。

■草なぎ剛、新幹線では私生活でも「出発進行!」のかけ声

映画の撮影時を振り返ろうとすると、どんどんエピソードがあふれ出す草なぎと樋口監督。

まず、草なぎが「高市は車掌だから『出発進行!』ってせりふを劇中でも宣伝でも言うことが多かったじゃないですか。今でも新幹線に乗るときに一人で言ってしまうんです。隣の人に変な目で見られる」と私生活への影響を明かした。

また、樋口監督は「実は撮影前からJR東日本さんで研修を受けたんですよね。教える人によって手の角度のこだわりがあったりして、面白かったよね」と話し、草なぎは「現場でもJRの方に細かく指導をいただいたら身にしみついちゃって大変」と楽しそうに苦労を振り返った。

大規模な撮影の裏側について樋口監督は「実際の新幹線でも撮影はしていますが、セットとして実寸大の車両を2両ほど作ったんです。だからリアルな撮影ができたんですが、実寸大だからセッティングも大変でした。そして、新幹線を止める水タンクもあったんですが、あれもスタッフ30~40人で動かすなど大変な撮影でした」と労力を割いたことを明かす。

草なぎは「松尾(諭)さん演じる後藤が、細田(佳央太)くん演じる藤井の体が衝撃で浮きそうになるところを抑えるというほんの数秒の、下手したら一瞬しか目に入らないというカットがあったんですが、松尾さんをワイヤーで吊って引っ張る人たちと水をかける人たち、そして窓ガラスの破片に見立てたものを投げる人たちとで総勢50人くらいの人力で撮影していたんです。人件費も含めてたぶん一番お金がかかっているカットだったので『僕がやりたい!なんで僕じゃないの?』とずっと言っていました。僕のカットは全く人件費がかかってなかった!」と嫉妬心を告白した。

■クライマックスシーンにかけた思い&驚きのエピソードを明かす

草なぎが「クライマックスだった」と語るシーンは、高市(草なぎ)と豊嶋花が演じる柚月が対峙するシーン。命と向き合う緊迫したシーンでもあったため、樋口監督は前日の撮影後にリハーサルを提案。2~3時間ほど行い翌日の撮影に備えたが、次の朝もまたリハーサルが行われたという。

草なぎは「朝から撮影するから前の日の夜に練習したと思ったのに、現場に入るなり監督が僕と豊嶋さんを座らせて身の上話を始めるんです。『俺は高校時代にノストラダムスの予言を信じていたのに裏切られた』とか『大人が嫌いだった』とか…高校生の頃からの生い立ちを話しはじめて。僕も豊嶋さんもぽかーんとしてたけど、監督が『そういう思いを役に込めてほしいんだよ』と話しながら泣いてたので、しっかりやらなきゃと再び気合をいれていたら、監督が『じゃ、昼飯食ってから撮影ね』と。今撮らないの!?」とびっくりしたエピソードを明かし、草なぎの当時を思い出しながらの盛大な突っ込みに観客は大爆笑。

樋口監督は「ごめんごめん」と平謝りだったが、草なぎは「でも、おかげでいいシーンが撮れました」と、樋口監督と熱い抱擁を交わした。

■樋口真嗣監督、草なぎが劇中で見せた普段の癖を暴露

樋口監督からは草なぎのあるシーンでの細かい演技に対する指摘も飛んだ。「JRの職員さんは絶対にポケットに手を入れてはいけない、というルールがあるんです。草なぎさんはジーニストだから、普段実は自然とそのポーズをしていることがあります(笑)。撮影では我慢してもらっていたんですが、1シーン思いっきり手をポケットに突っ込んでいるシーンがあるんです」と暴露。

「えっ、ほんとに!気付かなかった!」と焦る草なぎだったが、「斎藤工さん演じる総括指令長の笠置と電話を切った後だったから、『もう俺はJR職員の顔を捨てる』という決意表明の演技なのかな?と思っていたけど違ったのか!」と無意識のお芝居であったことが明かされ二人で笑い合った。

■アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワードの4部門で日本代表として選出

また、本作がアジア太平洋地域の優れたコンテンツに贈られるアジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワードの主演男優賞、作品賞、撮影賞(フィクション部門)、サウンドデザイン賞の4部門で日本代表として選出されたことが発表された。12月の受賞結果の発表を前に「みんなが応援してくれたらたぶんいい結果になるので、引き続き応援よろしくお願いします」と客席に呼びかけた。

イベントの最後には、草なぎは「初めてのNetflix、そして『日本沈没』から20年という月日を経て大好きな樋口監督とまたご一緒することができたという思い出深い作品になりました。出発進行という高市の言葉どおり、自分の人生もまだまだ走り続けていきたいですし、監督とも今度は20年といわずもっと早く、楽しいレールにのって素晴らしい未来に作品を残していきたいです」と語った。

そして、樋口監督の「劇場で見るのはやっぱりいいねと思ったり、これからも配信で楽しんでいただけるとうれしいです」という言葉でイベントは締めくくられた。その後のフォトタイムの間も、草なぎと樋口監督の会話は止まらず、終始和やかなイベントとなった。

※草なぎ剛のなぎは、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記

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