電磁波シールドフィルタの遮蔽実験
電磁波シールドの簡易的なデモンストレーションを披露するコーナーもあった。AGpossで作った電磁波シールドの布で作った袋にスマホを入れるという実証実験。
スマホを袋の中に入れると、圏外になって、着信も通話もできなくなる。ただの布のように見えるが、実は電波を遮断できるのだ。
ヤマシンフィルタ株式会社のナノファイバー技術であれば、細い繊維が入り組む構造なので電磁波ノイズを効率的にカットできる。
さらに、もうひとつは、データセンターや車のバッテリーなど、いろんなところで電磁波のノイズが入る。そして、それぞれの周波数、つまりノイズ帯は異なっている。それらに最適化した材料を使用しなければカットすることができない。
例えば、ナノファイバーの密度を変える、あるいは、原材料を変える。この自由度を生かし、それぞれの産業に向けて最適化した製品をリリースし、社会実装を進めていく方針である。
ヤマシンフィルタ株式会社とミツフジ株式会社の今後のロードマップ
ミツフジ株式会社の三寺歩代表取締役社長が今後の展望を語る。「医療の分野でも、生活の中でも、新たな可能性を広げることになると思います。また、電磁波シールドの分野は世界的な需要が高まっており、新たな製品を両社で共同開発していきたいと考えています」
ヤマシンフィルタ株式会社の山崎裕明取締役副社長もロードマップを示した。「ナノファイバーに大きな可能性があることをご理解いただけたかと思います。最終製品にまでしなければ価値をお届けできません。そうした意味で、ミツフジ株式会社との協業には大きな意味があると確信しております。日本のものづくりメーカー同士で、世界の課題を解決できるようにしていきたいと思います」
「着るだけで心電図が取れるウェアラブルデバイス」や「電磁波を遮断できる布」のようなSFを感じるアイテムが完成する日が実に楽しみだ。
