疎遠だった友人からの、久しぶりの便り
学生時代からの友人でしたが、彼女が転勤で他県へ移ってからは、連絡は年に1度の挨拶程度になっていました。包みの中には、彼女が今暮らす街の名物のお菓子と、1枚のメッセージカードが入っていました。
「久しぶり。元気にしてる?」
その一言をきっかけに、彼女からのメッセージは毎日届くようになりました。天気の話や仕事の愚痴など内容自体は他愛のないものでしたが、何年も間が空いていた仲にしては、距離の詰め方があまりに自然で、私は少し戸惑いました。
踏み込んでくる質問に感じた違和感
数日もすると、友人の質問は少しずつ私生活へ踏み込むようになりました。
「今、付き合ってる人とかいるの?」「仕事、今のところにずっといるつもり?」「実家とは仲良くしてる?」
まるで私の状況を丁寧に確認しているような聞き方に、保険の勧誘や副業の話でも持ちかけられるのではないかと、つい身構えてしまいました。当たり障りのない返事で受け流していましたが、彼女からのメッセージが途切れることはありませんでした。
