有村智恵のレッスンは、久しぶりのラウンドが決まったゴルファー必読のレッスン。
有村自身、産休や育児でクラブを握らない時間が長かったが、そこから復帰するまでの経験をもとに、急ピッチで仕上げる〝いろは〞を伝授します!
イメージどおりに体を動かすことからはじめよう!

仕事などに追われて、なかなか練習時間がとれないアマチュアゴルファーへのヒントにもなる「ナイスショットの確率をアップさせる準備」が、今回のテーマ。
「以前は30分でできた準備運動を、最近は2時間くらいかけています」と有村。毎日、赤ちゃんを抱っこしていることで首肩などのコリが慢性化し、トップまでクラブをスムーズに上げることすらままならない。その状態で練習を行なっても、うまくなるどころかケガをする可能性を高めてしまう。
「いいスイングを思い出すのにも準備が大切です」(有村)。それは多くのアマチュアにも当てはまるだろう。そして、すべてを1度に行なうのではなく、ポイントを絞ってひとつずつ確実によくしていくことが〝久々でもケガをしない〞にもつながる。
【柔軟性】胸を伸ばして肩甲骨の動きをよくする

「全身をほぐすのが理想ですが、胸のストレッチはとくにマスト!」と有村。スマホやパソコンを見る時間が長いと、肩が内巻きになり背中が丸まって肩甲骨が正常に動かなくなる。すると、バックスイングでの捻転不足や前傾姿勢を崩す原因につながってしまうので、ほぐすストレッチをしよう。


肩甲骨が動けばクラブはラクに上げられる(〇)。
腕で無理やり上げようとすると安定しないし、首などを痛める可能性もあるので注意(×)
【上半身】「腕のローテーション」を使って振る

久しぶりだと、クラブを〝振る〞感覚を忘れてしまっているが、手先や体幹など力を出しやすい部分に頼るのはNG。振り遅れの原因になってしまう。「クラブの重さを利用して、自然なアームローテーションなどを行ない、ヘッドを走らせる腕の使い方を思い出してください」(有村)。

手元を早く動かすだけではヘッドは走らない。ダフりやすくなるのもデメリット

手首の角度をキープしたまま、左右に腕を回転させるのが正しい腕のローテーション。ワキを開けずにクラブが地面と並行になる位置まで回して、スイング中の腕の使い方を体感しよう。
【下半身】足の外側を浮かせて「内転筋」を使う

下半身の使い方、動かし方は“体重のかけ方”がポイント。シューズの内側に体重を乗せて、外側を地面から浮かせて構えるとスイング中に力が抜けにくくなる。「これは、足の内側の筋肉を使えるようにするため。左右へのスエーを防ぎつつ、スムーズな回転運動が行なえます」(有村)。


バックスイングで内転筋の力が抜けると足の内側がめくれ上がる。すると、オーバースイングや飛距離が落ちる原因になってしまう。
OKゾーンに打ち続けていけば調子は上がっていく!

「最高のショットよりも、最低のショットを打たないことが大切です」と有村。そのためにしてほしいのが、ボールの前後50センチくらいのクラブ軌道の確認だ。とくに各ホールの1打目で使うことが多いドライバーはプレーのいい流れを作るためにも練習しておこう。
「大きなミスを避けられるとプレーリズムが安定し、ラウンド中に自然と調子が上がっていきますよ」(有村)。

