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学んだ経験を次の世代へ!日本金融教育支援機構が大阪でつなぐ「金融教育の輪」

かつての挑戦者が「支える側」へ――受け継がれていく学びのバトン

今回の大阪府地区大会で、もう一つ注目したいのが、かつてFESコンテスト®に挑戦した受賞者たちの存在です。昨年度の全国大会で最高位となる文部科学大臣賞を受賞した竹田陽響さんは、今年度の大阪府地区大会で表彰式の司会を担当します。コンテストに挑戦した受賞者が、今度は大会をつくる側として帰ってくることになります。

竹田さんの受賞は、大阪で金融教育の輪が広がる一つのきっかけにもなりました。2026年3月には大阪府庁を訪れ、吉村洋文大阪府知事に受賞作品を披露。中高生が学んだことを小学生へ伝えるFESコンテスト®の仕組みについて、吉村知事からも金融リテラシーを高めるうえで意義のある取り組みとして評価する言葉が寄せられています。

さらに、昨年度の大阪府地区大会で大阪府知事賞を受賞した菅原柚奈さんは、今年度のキックオフイベントで司会を務め、表彰式では審査員を担当。全国大会で審査員特別賞、兵庫県地区大会で最優秀賞を受賞した廣瀬稜さんもキックオフイベントの司会を務め、兵庫県・京都府地区大会では審査員として参加します。

「参加する側」だった若者が、経験を重ねて「次の参加者を支える側」へ。その姿は、FESコンテスト®が大切にする学びの循環を象徴しているように感じます。賞を取ることだけがゴールではなく、そこで得た経験が次の誰かの挑戦につながっていく。そんな学びのバトンが、世代だけでなく地域を越えて少しずつつながり始めています。

次の主役は大阪の中高生!3会場で広がる新たな挑戦

キックオフイベントを経て、いよいよ次は中高生たちが主役になる番です。大阪府地区大会では、コンテストへの挑戦をサポートする中高生向けワークショップ「FESコンテストへの道」を大阪府内3会場で開催。8月9日に枚方市総合文化芸術センター、8月14日に近畿産業信用組合本店、8月18日に大阪信用金庫本店で、それぞれ実施されます。

ワークショップでは、まず「使う・稼ぐ・納める・貯める・備える・贈る・借りる・増やす」という「お金の8つの力」について学びます。そして、そこで得た知識を小学生にも伝わる45~60秒のショート動画として形にしていきます。金融知識を身につけるだけでなく、自分なりに考え、誰かに伝えるところまでが一つの学びになっているのがポイントです。

もちろん、動画を作った経験がない中高生だけで挑戦するわけではありません。日本金融教育支援機構の認定講師や大学生運営委員、パートナー金融機関の担当者が、金融知識の学習から動画の企画・制作、コンテストへの応募までをサポートします。世代も立場も異なる人たちが、中高生の「やってみたい」を一緒に支えていく形です。

第4回FESコンテスト®大阪府地区大会の応募期間は、2026年9月15日まで。昨年度の受賞者が今年は大会を支える側へと歩みを進めたように、この3会場から新たな挑戦が始まり、その経験がいつかまた次の誰かへとつながっていくかもしれません。大阪で動き始めた金融教育の輪が、これからどのように広がっていくのか注目したいところです。

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