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『ばけばけ』トキの秘密をバラしそうな三之丞、今後どうなる? 史実モデルを見たら「ヤバすぎる」「小泉八雲がマジギレ」

『ばけばけ』トキの秘密をバラしそうな三之丞、今後どうなる? 史実モデルを見たら「ヤバすぎる」「小泉八雲がマジギレ」


板垣李光人さんプロフィール写真

【画像】え…っ! 北川景子級? コチラが「松江藩随一の美女」と言われた「雨清水タエのモデル」人物の娘、実際の「小泉セツ」さんです

三之丞はモデルよりだいぶまともな男?

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、1890年に来日し『怪談』『知られぬ日本の面影』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え数々の怪談を語った妻の小泉セツさんの生涯をモデルにした物語です。

 第3週目では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が、実は松野家の親戚「雨清水傳(演:堤真一)」と、妻「タエ(演:北川景子)」の子供であることが明かされています。彼女は生まれたばかりの頃に、子供のいない松野家に養子に出されていました。

 そして、14話では、病床の傳とタエがトキが実の娘だと語っているのを、雨清水家の三男「三之丞(演:板垣李光人)」が聞いてしまいます。「トキはいつ自分の出生の真実を知るのか」と気にしていた視聴者からは、「もしかして三之丞がバラしてしまうのではないか」といった予想の声も出ているようです。

※ここから先の記事では、『ばけばけ』の今後の展開に関わる、史実の情報に触れています。

『ばけばけ』の三之丞は、親から何も教わってこなかったのに、急に機織り工場の責任者にされてしまった人物として、同情的に描かれています。彼が自分よりも養子に出したトキを気に掛ける両親に怒り、トキに真実を話してしまっても不思議ではありません。

 そんな三之丞に史実上のモデルがいるのか調べてみると、実はかなり問題のある人物だったことが分かりました。

 トキのモデルである小泉セツさん(1868年生まれ)は、生後7日で親戚の稲垣家に養子に出されました。幼い頃に自分が養女だと聞かされていたセツさんは、生家の小泉家にも頻繁に通っていたものの、実の兄弟たちとは仲良くなれなかったそうです。

 そのなかでも、セツさんが後に「絶交状態」になったというのが、2歳年下の弟で小泉家の三男に当たる藤三郎さんでした。セツさんの長男、一雄さんの著書『父小泉八雲』によると、彼は「色白で切長の眼、鼻筋の通った」美男子だったそうです。一雄さんはそんな藤三郎さんに関して、「存生中どれ程我が一家に対して不安を与えたか知らぬ」と語っています。

 藤三郎さんは幼少期から父の湊さんに読み書きそろばんを習い、学校にも通わせてもらっていたものの、勉強が嫌いで学校をずる休みし、野山で鳥を捕まえて飼う趣味に没頭していたそうです。

 藤三郎さんが10代半ばになった頃、小泉家は次男の武松さんが亡くなり、長男の氏太郎さんが出奔、湊さんもリウマチを患って病床に伏すなど立て続けに不幸に見舞われますが、それでも彼は趣味を優先し、家のなかは鳥かごだらけになったといいます。

 そんな藤三郎さんを見かねたのか、重症状態の湊さんが立ち上がり、根性をたたき直そうと馬用の鞭で彼を滅多打ちにしたこともあったそうです。それ以降、湊さんの病状は悪化し、1887年5月に亡くなりました。

 さらに、湊さんの会社も倒産し、生活に困窮した藤三郎さんは「小泉家の先祖代々の墓」を売ってしまったといいます。それが発覚したのは、セツさんがラフカディオ・ハーンさん(1896年に帰化し小泉八雲に改名)と結婚して、しばらく経ったときのことです。

 セツさんは英語教師や新聞記者として働いたハーンさんに合わせ、熊本、神戸と各地を転々としていました。そして、神戸から東京に移住する前の1896年の夏、セツさんたちは松江に帰省します。

 その際に小泉家の墓参りに行くと、なんと本来あったはずの場所に墓がなかったそうです。寺の僧侶に問うと、以前に藤三郎さんが売り払ったとのことでした。

 これを聞いたハーンさんは、セツさん以上に怒り狂ったそうです。その後の1900年に藤三郎さんが東京の小泉家を訪れた際、ハーンさんは「あなた武士(サムライ)の子です。先祖の墓食べる鬼となりましょうよりは、なぜ墓の前で腹切りしませんでしたか?」(『父小泉八雲』より引用)と彼を責め、追い返しました。

 その後、藤三郎さんはセツさんたちの前に姿を現さず、1916年に松江の小泉家本家の近くの空き家で遺体で発見されたそうです(享年45歳)。

 三之丞はモデルの藤三郎さんほど問題のある人間には描かれていませんし、朝ドラでこのような悲惨な話はそのまま再現されないと思われます。ただ、三之丞が今後、定期的にトラブルを起こすキャラになる可能性はあるでしょう。今後に注目です。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

参考書籍:『父小泉八雲』(著:小泉一雄/小山書店)、『八雲の妻 小泉セツの生涯』(著:長谷川洋二/潮出版社)

配信元: マグミクス

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