アストン・マーティンのチーム代表アンディ・コーウェルは、フェルナンド・アロンソが2026年シーズン末にF1から引退する可能性があるという噂について、そんな話し合いはしていないと語った。
アロンソは2度F1チャンピオンに輝き、419回のグランプリ出場を誇る史上最も経験豊富なF1ドライバーだが、勝利からは218戦も遠ざかっている。
現在44歳の彼は将来について考えており、2026年のアストンマーティンのマシンが強く好成績を残すことができれば、当該年が最後のシーズンになる可能性は「結構ある」と語った一方で、競争力が弱ければ、さらに長く走り続ける意欲が湧くだろうとスペインの新聞AS紙に語った。
しかしコーウェル代表はmotorsport.comに対して、アロンソとチーム内でこの件について話し合いは行なわれていないと明らかにした。
「その件については、彼とはまったく話をしていない」とコーウェルは語った。
「この1年、彼が私と交わした会話は、すべて2026年に集中したものばかりだった。ランス・ストロールもまったく同じだ」
「その結果、2025年シーズンは苦痛を伴うものとなるが、我々は全力を注ぎ、焦点を2026年に当てている」
「フェルナンドは2026年の後半と、その後に何をすべきかについて考えていると思うが、我々は2026年、2027年、そしてそれ以降に向けて、可能な限り最高のポジションを確保できるよう全力を尽くしている。フェルナンドは驚異的な競争力を持つドライバーであることを証明してきた。年齢は彼にとって問題ではないようだ。彼の年齢はむしろ強みになっていると思うよ!」

