イオンモール爆発事故の衝撃
イオンによると、被災した商業施設「イオンモール熊本」(嘉島町)では、夏休みで当日は約3000人が来店していたという。地震発生後に館内放送と避難誘導を開始。館内にいた客と従業員合わせて約4500人の避難誘導が完了した50分後の午後5時50分ごろ、建物の南側中央部分に爆発が起き、2階部分が崩落したという。
イオンの吉田昭夫社長は29日午後4時半から熊本市内で行われた記者会見で、「命を失われる方々がおられるという事態を招き、慚愧の念に堪えない。深く深くおわび申し上げる」と、まず頭を下げた。そして、「亡くなられた方や負傷されたみなさまに、当社として誠心誠意対応していく」と語った。
爆発が起きた原因については「現場の状況を確認するとガス爆発の可能性が高い」と言いつつ、「消防とも協力し、情報は共有している。(消防の)きちんとした見解が出てから公表させてもらった方が良いと思う。推測では言えない」と断定は避けた。7月30日には経済産業省が現場調査を開始。原因究明を進めている。
熊本県の発表によると、8月1日に同施設の捜索・救助活動が終了。12人が救助され、このうち7人が死亡、5人がケガをした。
また、日本製紙八代工場では、巨大な煙突が倒壊し11人が生き埋めとなり、閉じ込められていた11人全員が救助されたが、うち9人が死亡した。
さらに、被災地では多数の家屋が倒壊し、熊本市などで8件の火災が発生している。
次の地震への警戒と現在の被災状況
前出のサイエンスライターが、今後も大きな地震が起きる可能性について、次のように語った。
「今回は10年前の地震で動かなかった日奈久断層帯の一部が動いたというのが、地震学者の考えです。巨大地震はこれで終わりかというと、そうとも言い切れない。北の布田川断層帯で割れ残っているところがあり、また動くと思います」
28日の本震以降も300回以上の余震が続いている。そこに猛暑も相まって被災者は疲労の色をにじませている。
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