鍵を握る「シビアコンディション」の真実。街乗りやチョイ乗りこそ負荷が大きい
しかし、最低限トラブルが出ないというところに引っかかるかもしれない。引っかかるゆえに「もっと短いほうがいい説」が出てくるのだが、ここでひとつ、重要なキーワードが出てくる。それがシビアコンディションだ。
渋滞・ノロノロ運転・近所へのチョイ乗り・ハイブリッド車が該当する理由
エンジンにストレスのある走りや使い方をした場合、本来の指定の半分での交換になるもので、各メーカーとも設けている。シビアコンディションというと、高速走行や悪路走行というイメージだが、渋滞やノロノロ運転、近所だけのちょい乗りなど、実際に日常生活であり得るシーンも含まれている。
ノロノロ運転やちょい乗りは負担が低そうなのになぜシビアコンディションなのかというと、オイルの温度が上がりにくいからで逆にストレスは大きい。そういう意味でもエンジンが止まっていることが多いハイブリッド車も同様だったりする。

抜いたオイルに渦のようなものが見えることがある。微細な金属粉によるもので、交換しないと循環し続けるのでさらにエンジン内部を傷つけることになる。
オイル交換は「7500km・半年毎」が正解!フィルターは毎回交換が現代の常識
ということで、1万5000km/1年毎であれば半分の7500km/半年毎の交換がベストとなるが、これくらいだと腑に落ちる感じだろう。もちろん郊外や地方に多い、渋滞に遭わず、スムーズに走れていれば半分でなくてもOKだ。未だに3000km/3カ月毎というのはベストだろうが、商売的な理由も含まれているのも事実だし、30年前からすべてが進化しているのにオイル交換だけが変わらないのも変。
同じく例としてあげたいのがオイルに混じる不純物を取り除いてくれるオイルフィルターで、未だにオイル交換2回に1回交換と言われるが、実際は毎回交換を指示しているメーカーが多い。固定概念にとらわれないためにも、今一度取り扱い説明書やメンテナンスノートを見てみるといいだろう。
文・撮影/近藤暁史
