大久保公園から消えた女性たちは、“すぐ近く”に
歌舞伎町の日常をSNSで配信する30代の男性に、かつて大久保公園周辺にいた立ちんぼ女性たちの行方を尋ねると、今もすぐ近くにいるという。
「今は警察が厳しいので、ホテルの前に立っていてもすぐに注意されます。そのため、以前のようにずっと立ち続けている女性は少なくなりました。大久保病院の前に座っていたり、ホテルの建物の隙間に隠れていたりすることが多いですよ。警察に注意されても“待ち合わせ中”と言って、座り込んだままスマホをいじり続ける女性もいます」
では、取り締まりが強化されたことで、立ちんぼ女性たちの行動パターンにも変化はあったのか。
ホテルの敷地内で座り込む女性は、移動を繰り返すことで摘発から逃れていると話す。
「昼も夜も関係なく警察がいるので、同じ場所には居づらくなりました。立ち退けと言われたらコンビニで時間を潰します。あとは周りを歩いたり、動いたりしていると(立ちんぼと)判断されにくいのかなって思います」
女性は、周囲の様子を気にしながら、「今待ち合わせしてたんで」と言い残し、近づいてきた中年男性のもとへと向かった。
「売春防止法第5条によると、売春目的で勧誘行為を行った場合、6カ月以下の拘禁刑又は2万円以下の罰金に処されます。2025年の検挙人数112人は延べ人数です。2024年は97人でした。再犯数が増えないためにも、抑止力という意味で、売春防止法の見直しは必須でしょう」(前出・社会部記者)
大久保公園から姿を消したように見えた「立ちんぼ」たち。しかし実際には、取り締まりを避けるように場所を移し、その姿が見えにくくなっただけなのかもしれない。
取材・文・撮影/集英社オンライン編集部ニュース班

