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『ばけばけ』トキの「知ってた」告白に「怖い」「冷めた」の声…感動シーンが一転して“違和感”に?

『ばけばけ』トキの「知ってた」告白に「怖い」「冷めた」の声…感動シーンが一転して“違和感”に?


「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の記者会見での高石あかりさん

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美談の裏に潜む違和感?

 2025年10月17日放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第15話で、雨清水傳(堤真一)が息を引き取り、主人公・松野トキ(高石あかり)が自分の出生の秘密を「薄々知っていた」ことが明らかになりました。感動の声が多数上がる一方で、SNS上では一部の視聴者から「冷める」「怖い」という意見も寄せられています。どういうことなのでしょうか。

 今回の放送では、工場でのトラブルをきっかけに、三之丞が抱え込んでい想いが爆発し、その際、トキが傅とタエ(北川景子)の子であることを明かしてしまいます。しかし、トキは自分の出生の秘密をすでに知っていたことが判明。傳は最期に「お前はわしとおタエの子ではない。松野司之介と松野フミの子じゃ」と改めて告げ、息を引き取ります。そしてラストでは、サワの胸で泣き崩れるトキの姿が描かれました。

 この展開に多くの視聴者が「胸が張り裂けそう」「朝から涙が止まらない」といった感動の声が相次ぎました。また、三之丞が両親の前で「手放した分愛おしくなるのなら、だったら私もよそで育ちたかったです」と心の叫びをぶつけた場面も、「三之丞が切ない」と注目を集めました。

 しかし、トキが真相を知っていたという事実に対して、一部の視聴者からは異なる反応も見られました。あるユーザーは、トキが養女だったと薄々気づいていながら何も言わなかったシーンについて、通常なら感動的な場面のはずなのに「微妙に冷める」と率直な感想を投稿しています。

 トキはこれまで、傳に対して「おじさまが父上だったらよかったのに」という言葉を冗談めかしてたびたび口にしていました。しかし、実際には傳が本当の父親であることを知っていながら、育ての親である司之助の前でその言葉を言い続けていたことになります。真相を知った上での発言だったと分かり、感動的な場面のはずが複雑な気持ちになったという声があがったのです。

 一方で、トキの行動を健気な配慮として評価する声もあります。真実を知りながらも無邪気なふりを続け、松野家では明るくふざけ、雨清水家では素直に甘える姿を見せていたトキ。こうした振る舞いは、両家の複雑な感情を少しでも和らげるための、トキなりの気遣いだったのではないかという見方です。

 また、三之丞からの八つ当たりのような言動も、トキは「当然出てくる反応」として静かに受け止めていた可能性があります。自分の存在が三之丞を苦しめていることを理解しながら、それでも両家の平穏を保つために演じ続けていたとすれば、その健気さを評価する視聴者もいるようです。

 同じ場面を見ても、視聴者によって受け止め方は大きく異なるようです。感動の美談として涙する人がいる一方で、その裏にある複雑さに違和感を覚える声も。トキの「知っていた」という告白が、視聴者それぞれに異なる印象を残す結果となりました。

配信元: マグミクス

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