大安に適している行事と向かない行事を判定
「何をしても無難」な大安だけど、いざとなると「これはしていいの?」と気になることもあるもの。誰かに相談するのもちょっと恥ずかしい、聞きづらいと感じることもあるでしょう。
ここでは、大安に適した行事と向かない行事を判定します。
大安の結婚や結納や入籍は適している
結婚式や結納、入籍といった結婚にまつわる行事は、大安に文句なく適している行事。何事も無難にできる、運の安定している日というのが1番の理由です。
慶事は万難排して行いたいもの、そんな切実な想いにも大安は応えてくれます。
また、暦を気にする方が身近にいると「この日は大丈夫?」と確認されることもあるでしょう。そんな時でも、大安だとお伝えすれば文句なしに祝福されるはず。
要は大安「周りの人に祝福されやすい日」でもあるのです。
デメリットがあるとすれば、式場の料金が高い場合があること、人気の日取りなので会場の確保がしづらくなること。
割引が効く会場がないかを探す、挙式の少ない時期を探る等の工夫は必要になるかもしれません。そこだけクリアできれば、最高の日取りといって良い日です。
大安のお葬式やお通夜等の法事は気にする人は気にする
本質的には、大安にお葬式やお通夜を行うことは何の問題もありません。行うことを禁じる記述もなければ、大安だからやめておけという寺社仏閣もまずないはずです。そもそも仏教や神道、キリスト教等と、六曜に関連はありません。
ですが、大安は縁起の良い日というイメージが、世間一般に深く浸透しているのも事実。
そのため、縁起の良い日に弔事であるお葬式やお通夜等の法事を行うことは、良くないこと、罰当たりなことと考える人もいます。
お葬式やお通夜が始まってから「こんな日に!」とケチがつけば、大騒ぎにもなりかねません。
身内や参列される人の中に、暦を気にしている人がいないか配慮すると良いでしょう。
家族葬等、限られた人数での法事で、全員の同意がとれるならば、行っても問題はない日です。
大安のお宮参りや七五三等の祝い事は適している
当然のことながら、お宮参りや七五三は神社で行うもの。神道と六曜にはかかわりがないため、大安にお宮参りや七五三を行おうが、仏滅に行おうが実質、関係はありません。ただ、やはりゲンを担ぐ人、暦を重んじる人が身近にいれば、大安を重んじるでしょう。
またお子さんにかかわる行事は「なるべく縁起の良い日にしてあげたい」という親心も働くものです。
そんな想いに応えてくれるのは、やはり大安。何事も無難に、邪魔が入りづらくこなせる日なので、ぴったりの日といえます。
デメリットがあるとすれば、神社が混雑しやすい日ということ。加えて、プロに写真撮影を依頼する場合、依頼が多いために時間調整がしづらくなるかもしれません。
このあたりに配慮できれば、最高の日のお宮参り・七五三ができるでしょう。
大安の引っ越しは適している
大きな家具や大量の荷物を動かす、車で移動する等、多少のリスクは否めない行事が引っ越し。そのため、何事も無難にできるとされる大安は、引っ越しには最適の日といえます。
また、引っ越し自体が新天地での生活を始める行動なので、慶事ともされる行動。そのため、縁起の良い日に行うことは、周りからも歓迎されやすいでしょう。
特に、引っ越し先に暦を重んじる人がいた場合、無用なトラブルを避けることにもつながります。
もちろん、縁起のいい日に引っ越せることは、自分の安心材料にもなるはずです。
デメリットは、料金が割高になる場合があることと、予約が立て込んで希望日を確保しづらいこと。
業者の選定に時間をかけられたり、安く引っ越しできることを重視しなくても良いならば、最高の日取りといえます。
大安の宝くじ購入は適している
「大安は何を行っても無害な日」の項でもご紹介した通り、大安は賭け事に適した日ともされています。また、邪魔が入りづらい日という意味からしても、当選への邪魔が入りづらい日と解釈できるでしょう。
高額当選者の中にも、吉日を意識して宝くじを購入している人がいるそう。縁起の良い日に購入できれば、前向きな気持ちで当選日を待てそうですね。
一方で、実は仏滅や赤口に購入した方が、一等当選確率が高いというデータも。
統計を取るか、占いを取るかは人それぞれですが、こういったデータもあるということです。
どちらを重んじるかを熟考する、あるいはお試しとして、どちらの日にも購入してみるという方法もあります。
ただ、六曜を重んじるのであれば、大安の日は宝くじの購入に適した日といえるでしょう。
大安の納車は適している
自動車は便利だけれど、1歩間違うと大事故や大事件の原因になりかねない存在。そのため、扱いには細心の注意を求められる存在でもあります。納車は、そんな存在を我が家に迎える日。できれば縁起の良い日に行いたいという方には、大安はぴったりの日です。
「何事も無難」な日なので、家に迎え入れるまでの過程も、使い始めてからも難を逃れられる、とゲンを担げます。
中には、身内から大安の納車を勧められるケースもあるようです。
納車に関しては、結婚式場や引っ越しのように、大安だからといって料金が割り増しになることもまずないはず。
ただ、大安は通常6日に1度程度しか巡ってきません。急いで納車してほしい場合や、メーカーの事情で長く納車を待たされる場合には、日程の調整が難しいかもしれません。
大安に関する疑問
大安の基本、大安に適している行事・適していない行事をご紹介してきました。ここからは、大安に関する疑問にお答えしましょう。いざという時、
どう考えるべき?どうするべき?
このように迷わないためにも、このQ&Aを参考になさってくださいね。
一粒万倍日と重なったらどう考える?
一粒万倍日は吉日と重なると、重なった吉日のパワーを強める日とされています。大安と重なれば「何をやってもスムーズに進む、無難」という大安のパワーを高めてくれるというわけ。何事もとても進めやすい日になるといえるのです。
そのうえ、一粒万倍日は「元手が何倍にもなって戻りやすい日」。加えて、「何かを始めると大きな収穫を得ることができる日」ともされます。
そのため、大安と重なれば、結婚式や地鎮祭、お宮参り等、慶事全般に最高の日に。宝くじやお財布の購入、身近な物品の新調にも向く日です。
なお、一粒万倍日は「戻って来ては困ることはしない」が基本。
何倍にもなって自分に戻ってくるといわれるため、借金、ローン開設、人の悪口や陰口、物の貸し借りは慎んで吉です。
不成就日や受死日が重なった場合
不成就日は、何事も成し遂げられないとされる凶日。大安と重なってもその影響がなくなることはないとされています。そのため「良いことしか信じない!」と思えない場合は、いくら大安でも不安要素の多い日になるでしょう。
いつも通りの行動を心掛け、ツキに味方してほしい行動は、別の大安の日に回すのがおすすめです。
また、受死日は最強レベルの凶日。勝てるのは天赦日のみという説と、天赦日でも抑えきれないという説と諸説紛々の凶日となっています。
そのためこちらも、大安としての利用は避けておきたい日。
特に結婚式等、人生の一大事の場合「受死日が重なって大丈夫かな?」という不安は、後々まで尾を引きかねないものです。
大切な行事は、他の大安の日に回すのが無難でしょう。
仏滅だけど午後から大安?
風邪を引いた等、体調を崩した時のことを思い出してください。「この日の何時何分に体調が回復した」とはならないですよね。徐々に回復するか急激に回復するかの差はあれど、だんだんと良くなり、気づいたら全快となっているでしょう。
運気も同じです。上昇・下降はいきなり訪れるのではなく、だんだんと上がったり、下がったりを繰り返します。
そして、若干の例外はあれど、仏滅と大安の属する六曜は、順序良く6つの要素を繰り返すもの。たいてい、仏滅の翌日は大安となっています。
そのため「大安の0時ちょうどから運が良くなります!」ではなく、仏滅の午後から運気が上昇するという考え方があるのです。
こちらを採用すれば、仏滅の午後も大安と同じように活用できることになります。

