行きやすさ、コスト、癒やし、すべての面において最強レベルの秘境温泉地がある。それは栃木県の「北温泉旅館」(栃木県那須郡那須町湯本151)。ここ、本当は教えたくない。なぜならば、あまり知られていないので行く人が少なく、貸し切り状態で日本最高クラスの秘境感ある「隠れ里」を体験できるからだ。
北温泉旅館の巨大な露天風呂「泳ぎ湯」
しかし、良い温泉地は、より多くの人たちに知ってもらいたい。そして、この大自然あふれる秘境のなかで温泉を楽しんでほしい。そんな気持ちが強く、今回紹介することにした。どうしてそんなにここを推すのか? その理由は、大自然のなかにある巨大な露天風呂「泳ぎ湯」にある。
では、北温泉旅館へと案内しよう。
まず駐車場に車をとめて、徒歩で山道を登ったり下ったりしながら進む。
山道は急な坂道だったり、滑りやすかったりするので注意。
クマも出る地域なので、そのあたりも念頭に置いておきたい。
急げば10分くらいで行けるが、30分くらいかけていくと、より安全で良い。
山道を進んでいくと、旅館よりも先に露天風呂が目に入る。
そう、これこそ「泳ぎ湯」。
大自然に囲まれた秘境の湯。
なんか自生したキノコもよく見かける。
露天風呂に入りつつ、草原を歩き、椅子に座ってくつろぐ。
最高すぎる「ほかでは体験できない時間」のすごし方である。
当然ながら天然温泉かけ流し
プール型の露天風呂に大容量の温泉が流れ込んでいる。水泳ができそうなほど巨大で、その周囲は川と森と山。しかもここ、天然温泉かけ流しという贅沢っぷり。温泉のなかには藻のようなものが漂っており、天然感がハンパない。混浴だが、水着着用となっている。
ちなみに、この露天風呂、雨が降っても心地よく、夜に入ると風流だ。もちろんほかにも温泉が複数あり、さまざまな雰囲気のなか楽しめる。
そんな露天風呂の奥に進んでいくと、ようやく旅館が見えてくる。
歴史ある木造建築物で、1868年にはすでに存在していたといわれており、家屋は当時の部分も残っている。
あまりにも歴史が深すぎる。
そんな昔であるにもかかわらず、こんなにも山奥に温泉を見つけるとは……。
旅館は歴史を深く感じる造り。
入湯チケットの自販機だけハイテク感がある。
旅館には猫が棲んでおり、訪れる客たちを出迎えてくれる……。
いや、出迎えてくれないこともある。
気まぐれである。
日帰り客でも、旅館内の休憩所で休むことが可能。
年季が入った旅館内を歩くだけで実に風流でありエモーショナル。
ここに「いるだけで癒やされる」とはこのこと。
客室は完全な和室であり、実家感があるもの。
窓からの眺めは森、山、露天風呂、部屋により違いがある。
たまに猫がやってくる。
猫が入ってきたらラッキー?
そんな気がするので、福を招く招き猫といえなくもない。
