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「全部任せるね」と言った友人は、旅先で一度もカメラを取り出しませんでした

「全部任せるね」と言った友人は、旅先で一度もカメラを取り出しませんでした

あんみつが届くまで

あんみつを頼んだ後、私たちの席だけが取り残されたようでした。「今日、あんまり楽しめてない?」友人はスプーンの袋を指先でそろえてから、言いました。「ごめん。せっかく調べてくれたのに、私、話す時間が一番ほしかったんだと思う」。続けて、「しおりまで作ってもらったのに、言ったら悪い気がして」と話しました。分刻みの旅程を組んだのは、会話が途切れるのが怖かった私の方だったのです。

そして...

帰りの特急では、行きとは別人のように会話が続きました。窓の外が暗くなり始めた頃、友人はしおりの最後の白いページを見せて言いました。「次の行き先は、私が考えてもいい?」次のしおりは、2人で作るものになりそうです。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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