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Moduloシビック、SUGOでの大クラッシュから復活。大草は“魔物のせい”という風潮に一石投じる「やれることは色々あるはず」

Moduloシビック、SUGOでの大クラッシュから復活。大草は“魔物のせい”という風潮に一石投じる「やれることは色々あるはず」

スーパーGT第6戦SUGOでは、複数台のマシンが絡む大きなアクシデントが発生。NAKAJIMA RACINGの64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTはピットレーン入口のバリアに激しく衝突し、大きなダメージを受けたが、約1ヵ月後の第7戦オートポリスに向けて修復したマシンを持ち込んできた。

 当該のアクシデントでは、31号車apr LC500h GTとの接触によりホームストレートのグランドスタンド側のバリアにクラッシュした777号車D'station Vantage GT3から脱落したタイヤが、20号車シェイドレーシング GR86 GTにヒット。コントロールを失った20号車とピットレーン側のバリアに挟まれる格好となった64号車Moduloは、右前面を中心に車両が大破した。

 今回のオートポリス戦に向けて64号車は、ホンダの開発車両である99号車のパーツを活用して修復してきたという。なお、モノコック交換は免れている。またエンジンについては、他チームと同様にスペック2エンジンに換装されている。

 ちなみに、先日もてぎで行なわれたテストでは、『Modulo』と『FALKEN』のロゴが入ったゼッケン640番のNSX GT3が走行して一部で話題となっていたが、この640号車は、FALKENブランドでニュルブルクリンク24時間に参戦する住友ゴム(スーパーGTはダンロップブランド)がNAKAJIMA RACINGと共同で行なっているタイヤの基礎テスト用の車両とのこと。テストに参加予定だった64号車の修復が間に合わず、空いた枠を活用した形だということで、64号車でのレースに向けて参考にするといった意図はなかったようだ。

 SUGO戦ではブリヂストン勢がグレイニング(ささくれ摩耗)に苦しむ中、ダンロップタイヤの64号車は上位争いに食い込む走りを見せていたものの、不運な形でレースを終えることになった。事故を避けるのは難しいシチュエーションであったと言えるが、大草はそれでも「乗っていたのは自分。チームの皆さんに迷惑をかけてしまった」と他責にはしない。

「この数戦、明らかに進化してきていて、良いところを見せ始められているのは間違いありません。チームとしてもそこは手応えを感じている部分なので、心配ありません」

「前回チームの皆さんに迷惑をかけてしまった分、今回はしっかりやり切ってやろうという気持ちが人一倍強いので、精一杯やりたいです」

 また大草はSUGO戦の後に自身の無事をSNSで報告する際、文末に「ここ数年の菅生での大きなクラッシュを魔物っていう一言で片付けてほしくはないです」と綴っていた。

 波乱のレースとなることが多いSUGOは「魔物が棲む」と言われて久しいが、近年は特に大きなアクシデントが続いている。2年前のスーパーGTでは今年と同じくホームストレート上で大クラッシュが発生し、山本尚貴が残りシーズンを全休する大怪我を負った。

 大草は「SUGOでスーパーGTのレースはやめるべき」といったことを言いたいのではないとしつつも、何か策を講じることはできるはずだと考えている。

 そのひとつが、今季富士スピードウェイで実施されたスプリントフォーマットのレースをSUGOで行なうこと。2年前の事故も先日の事故も、車速の異なるGT500車両とGT300車両が絡む形で大きなアクシデントになったのは確か。8月の富士戦のように各クラス単独のレースとすれば、リスクをひとつ減らせるということだ。

「サーキット自体はすごく面白くて、僕としても好きなサーキットのひとつなので、『(SUGOでのレースを)やめろ』といったネガティブなことを言いたいわけではありませんが、やり方は色々あるんじゃないかと思っています」

「例えば、スプリントを富士ではなくSUGOでやるという案もありますよね。クルマのサイズも大きくなって、スピードも速くなって、(コース幅の限られたSUGOでは)昔よりもやりづらくなっているのも確かだと思いますが、クラスを分けても面白いレースはできるんじゃないかと。ただのスプリントだと単に速い人がそのまま勝ってしまうので、戦略性を持たせるためにドライバーチェンジありの短いレースをするとかもアリだと思います」

「色々やれることはあるんじゃないかと思います。せっかくのレースですし、GTが好きなので、変な感じでレースが終わってほしくないですから」

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